シトリックス、XenApp/XenDesktop 7.6に機能追加 専用マウス・Linux対応も

Citrix Workspace Suiteを構成する主要コンポーネント製品の最新アップデートを提供する。

» 2015年06月30日 21時00分 公開
[岩城俊介ITmedia]

 シトリックス・システムズ・ジャパンは6月30日、統合型モバイルワークスペースソリューション「Citrix Workspace Suite」の主要製品、XenAppおよびXenDesktop 7.6の機能追加、およびXenMobile、ShareFileの機能強化を行うと発表した。

photo Citrix Workspace Suiteが目指すこと

 利用者向けの新しいCitrix ReceiverやCitrix X1マウスによるデスクトップ仮想化/アプリケーション仮想化でのさらなる利便性と業界標準のセキュリティ準拠をはじめとするセキュリティ強化に加え、モバイルワークスペース提供における柔軟性をより向上させた。

 XenApp/XenDesktop 7.6 Feature Pack 2は、

  • 新しいReceiverとStoreFront 3.0の提供
  • HDXとFramehawkの統合 モバイル環境でのパフォーマンス強化
  • Linux(SUSE、Red Hat)仮想デスクトップ/アプリに対応
  • Mac OS環境でのLync 2013最適化
  • iOSデバイスでマウスカーソル操作を可能にする、Citrix環境用物理マウス「Citrix X1 Mouse」の提供

 などの機能が加わる。

photo XenApp 7.6 Feature Pack 2の追加機能
photo Linux仮想デスクトップに対応する

 XenMobileは、Outlookのタスクと統合した「WorxTasks」、XenMobileセキュアコンテナ内で動作するSalesforce向け「Citrix for Salesforce」など。ShareFileは、利用可能な範囲を社内LANに限定するなど、社外とのファイル共有範囲を柔軟に制限できる「Restricted StorageZones」の機能を強化する。

photo XenMobileセキュアコンテナ内で動作するSalesforce用アプリを提供。スマートデバイスよりSalesforceへセキュアにアクセスできるようにする

 Citrix Workspace Suite、XenApp/XenDesktop Platinum 10ライセンス以上の購入で、Citrix X1 Mouse 10個がもらえる「トライ!マウス キャンペーン」も2015年7月1日に始める。先着50社、期間は2015年12月24日まで。

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