Acerが、ベースモジュールにHDDやオーディオモジュールを追加して好みのミニPCを組み立てられるブロック式PC「Revo Build」や360度回転するタッチディスプレイ搭載の「Chromebook R 11」を発表した。
台湾Acerは9月2日(現地時間)、4日から開催のIFA 2015を前に、開催地のドイツ・ベルリンで、ブロックのようなモジュールを組み合わせて好みのPCを作れる「Revo Build Series(M1-601)」を発表した。10月に欧州・中東・アフリカで、12月に中国で発売する。価格はベースモジュールが199ユーロ(約2万7000円)から。
1つのモジュールは縦横が125×125ミリ(高さはモジュールによる)で、ベースとなるモジュールの上にHDDやスピーカー、マイク、メモリ、グラフィックス、無線充電可能な電源などのモジュールを重ねて組み立てる。モジュール同士は米GoogleのProject Araのモジュールのように、マグネットで接続する。
モジュールのHDDは立ち上げ段階で500Gバイトと1Tバイトの2種類あり、これらは他のPCに接続して使うことも可能だ。
ベースモジュールのスペックは、プロセッサはIntelのPentiumあるいはCeleron、グラフィックスはIntel HD、メモリは最大8Gバイトまで拡張可能。Windows 10がプリインストールされている。
同社はまた、新Chromebook「Chromebook R 11」も発表した。10月に北米で、11月に欧州・中東・アフリカで発売する。価格は299ドル(約3万6000円)から。
同社としては初めて、ディスプレイが360度回転し、タブレットとしても使えるモデルだ。ディスプレイはタッチ対応だ。
ディスプレイは11.6インチ(解像度:1366×768)、プロセッサはIntelのCeleron、重さは1.25キロで厚みは19.2ミリ。Webカメラも搭載する。
ディスプレイを回転させることで、ノートPC、ディスプレイ、タブレットとして使える。
これらの製品を含む同社のベルリンでの新製品発表イベントの様子は以下のYouTube動画で再生できる。
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