Microsoftが、企業向け「Office 365」のアドオンとして企業の組織横断分析ツール「Workplace Analytics」の提供を開始した。メールやカレンダーのメタデータを基に、グループ単位での働き方を解析する。
米Microsoftは7月5日(現地時間)、CRMやHRシステムと連係する組織横断分析ツール「Workplace Analytics」の提供を開始したと発表した。エンタープライズ向け「Office 365」のアドオンとして提供する。
2月に発表した「MyAnalytics」の延長として、グループ単位の時間の使い方やコラボレーション状況の可視化、組織全体の働き方分析に活用できるツールという。「組織全体の傾向や進捗状況を監視することに的を絞った分析」により「企業の正常性や販売の有効性などの重要なシナリオを簡単に追跡」できると説明する。
Office 365のメールおよびカレンダーのメタデータを解析することで、例えば部門別や企業全体の、1週間でコラボレーション(メールのやりとりやミーティングなど)に費やされた時間などが可視化される。
Microsoftは同ツールの活用事例として、ある企業がミーティングのための従業員の移動時間を解析した結果を反映させたオフィス内の配置転換を実施し、移動時間を46%削減した例を紹介した。
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