Facebook、若者に人気の「tbh」買収

Facebookが若者に人気のソーシャル投票サービス「tbh」を買収した。Instagramと同様に、ブランドを残してサービス強化を支援していく。

» 2017年10月17日 09時00分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Facebookが、若者に人気の米ソーシャル投票サービス「tbh」を買収した。tbhが10月16日(現地時間)に発表した。

 tbh 1

 tbhは今年8月に起業したばかりの米カリフォルニア州オークランドに拠点を置く非公開企業。tbhは米語のスラングで「to be honest(正直言って)」という意味だ。匿名で友達に関する投票を実施する同名のサービスは、まだ米国の一部の州でiPhoneアプリでしか使えないが、既に500万人のユーザーを獲得し、累計10億件以上のメッセージが投稿されている。匿名だがポジティブな投稿しかできないのが特徴の1つ。

 例えば、「一番素敵な笑顔は誰?」「笑わせるのが一番うまいのは誰?」などの質問に4人の候補者名と共に投稿すると、友達になっているユーザー全員がその投票に参加できる。投稿も投票も匿名だ。

 tbh 2

 投票結果は候補者にも知らされる。候補者は自分に票が入るたびに“宝石”がもらえる。サービスは無料で、今のところマネタイズする計画はないとしている。

 tbh立ち上げの目的は「自分たちがもっと幸せに、自信を持って生きられるコミュニティを作ること」という。

 買収後、tbhのチームはFacebookの本社キャンパスに移動するが、ブランドはそのままに、Facebookのリソースを使ってサービスを拡張していく計画。

 FacebookはInstagramを買収してブランドを生かすことで、若い世代の獲得に成功した。tbhでも同じ戦略を使うようだ。

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