AppleやFTCと係争中のQualcommの7〜9月期決算は、売上高は5%減、純利益は89%減だった。売上高減少にはAppleとそのサプライヤーによるライセンス料停止が影響している。
米Qualcommが11月1日(現地時間)に発表した2017年第4四半期(2017年7〜9月期)決算は、売上高が前年同期比5%減の59億ドル、純利益は89%減の2億ドル(1株当たり11セント)の減収減益だった。
同社は、この業績は米Appleおよびその契約サプライヤーとの訴訟の影響で得られるはずのライセンス料が停止している結果だと説明した。
部門別でみると、無線通信製品部門のQCTは主力製品であるSnapdragon MSMシリーズが好調で売上高は13%増、ライセンス部門のQTLが36%減だった。
同社は米連邦取引委員会(FTC)と独禁法関連で、Appleとはライセンス関連で係争中だ。同四半期の訴訟関連の経費を含む「その他のコスト」は7億8000万ドルだった。
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