ユーザーの個人情報を許可なく収集するAndroidアプリや、そうしたアプリを配信するWebサイトには、警告が表示されるようになる。
米Googleは12月1日、望ましくないアプリや有害アプリに対する対策強化の一環として、ユーザーの個人情報を許可なく収集するAndroidアプリに対して警告を表示すると発表した。
Googleによると、ユーザーの電話番号や電子メールアドレスといった個人情報や、デバイスに関する情報を収集するアプリでは、ユーザーにそのことを開示して、アプリ内にプライバシーポリシーを表示するよう義務付ける。
そのアプリの機能とは無関係な個人情報の収集、転送を行う場合は、データの用途を事前に開示してユーザーの同意を得なければならない。例えば、分析やクラッシュレポートに関連して、そのアプリとは無関係にインストールされているパッケージの一覧を同意なくデバイスから転送させることも禁止する。
こうした条件は、Google Playのアプリのほか、非Playのアプリにも適用する。
改訂版のポリシーに従わないアプリに対しては、60日以内に警告表示をスタートする。Google Play Protectを通じて端末上に警告画面を表示するほか、問題のあるアプリを配信するWebサイトにも警告が表示されるようになる。
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