Apple、プログラミング学習の「Everyone Can Code」を障害者でも利用可能に

Appleが、「Global Accessibility Awareness Day」である5月17日に、「Swift」でのプログラミングを学ぶ「Everyone Can Code」を視覚や聴覚などに障害があっても学べるようにする取り組みを発表した。

» 2018年05月18日 08時43分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米AppleはGlobal Accessibility Awareness Day(GAAD)である5月17日(現地時間)、「Swift」でのプログラミングを誰でも習得できるようにする学習コンテンツ「Everyone Can Code」を視覚や聴覚に障害がある生徒でも使えるようにするカリキュラムを発表した。

 swift 1 視覚に障害のある生徒が聴覚でSwiftを学ぶ

 今秋からまずは米国の8校が採用する。

 ティム・クックCEOは自身のTwitterアカウントで「Everyone Can CodeのEveryoneは本当にすべての人という意味だ」とツイートした。

 新カリキュラムは、同社がiPadやiPhoneで提供している様々なアクセシビリティ機能を「Swift Playgrounds」を組み合わせる。同社のアクセシビリティ機能には、例えば画面に表示されているものを読み上げる「VoiceOver」や、「Siri」による音声での入力などがある。

 swift 2 設定しておけば、iPadのホームボタンを3回タップすると表示されるアクセシビリティショートカット

 同社は5月中、世界の実店舗でアクセシビリティ関連のイベントを開催する。日本では5月21日にApple表参道で「Basics:視覚に障がいがある方のためのiPadとiPhoneの使い方」を開催するのを皮切りに、銀座と新宿のAppleでも関連イベントを開催する(詳細は公式ページ)。

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