Alphabetの気球式インターネット網「Loon」、ケニアで2019年にサービス開始へ

Alphabet傘下の気球式インターネット網企業Loonが、Telkom Kenyaとの契約により、2019年にケニアでネット網を提供する。

» 2018年07月20日 11時46分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Alphabet傘下のLoonは7月19日(現地時間)、ケニアの通信キャリアTelkom Kenyaと契約したと発表した。2019年からケニアで気球式インターネットの提供を開始する計画だ。

 Loonは2013年にGoogle X(当時)のプロジェクトとしてスタートした。特殊なアンテナを搭載した複数の気球を上空18〜27キロの成層圏に飛ばし、気球同士と地上に設置したアンテナとを接続することでインターネット網を構築するという構想だ。

 loon 1 Loonの気球

 これまで、ブラジルでの実験の他、2017年に米AT&Tと協力してハリケーンで回線が使えなくなったプエルトリコに接続環境を提供したことはあったが、商業契約はこれが初だ。

 同社は11日に“ムーンショット”プロジェクト統括部門Xから独立したばかりだ。

 loon 2 Loonのロゴ

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