Facebookの4〜6月期の決算は2桁台の増収増益ではあったが、売上高がアナリスト予測を下回った。CAスキャンダルやGDPRの影響でDAUの前期比増加率がここ8年間で最低の1.5%だった。
米Facebookが7月25日(現地時間)に発表した第2四半期(4〜6月)の決算は、売上高は前年同期比42%増の132億3100万ドル、純利益は31%増の51億600万ドル(1株当たり1.74ドル)と過去最高を更新した。営業利益率は3ポイント減の44%。
売上高はアナリスト予測の133億6000万ドルに届かなかった。純利益はアナリスト予測の1株当たり1.72ドルをわずかながら上回った。
3月に発覚した個人情報の不正利用スキャンダルや5月の欧州連合(EU)によるGDPR(一般データ保護規則)の施行の影響か、欧州でのMAU(月間アクティブユーザー数)が前期より100万人減り、北米(米国およびカナダ)は横ばいだった。その他の地域では増加しており、総数は前年同期比11%増、前期比1.7%増の22億3400万人だった。
DAU(日間アクティブユーザー数)は前期比1.5%増の1億4710万人で、この増加率は同社が公表するようになった2011年以来最低となった。
デビッド・ウェーナーCFO(最高財務責任者)は業績発表後の電話会見で、一連のプライバシースキャンダルは第3四半期と第4四半期の売上高にネガティブな影響を与えるだろうと語った。
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