Pew Research Centerの調査によると、米国在住のFacebookユーザーの54%が過去1年にプライバシー設定を変更し、26%はスマートフォンからアプリを削除した。この調査はCAスキャンダル発覚の約2カ月後に行われた。
米国在住のFacebookユーザーの54%は過去1年間にプライバシー設定を変更し、26%は自分のスマートフォンからアプリを削除した──非営利調査機関の米Pew Research Centerは9月5日(現地時間)、このような調査結果を報告した。
また、42%はFacebookをチェックする間隔が数週間あるいはそれ以上になったと答えた。
この調査は、調査パネルに参加する3413人の18歳以上のFacebookユーザーへのインタビュー結果に基づくもの。インタビューは2018年5月29日〜6月11日にオンラインおよび電話で実施した。
調査ではプライバシー設定の変更などの行為の理由については尋ねていないし、比較になる過去の調査もないが、Facebookのユーザーデータが不正に流用されたいわゆる「CAスキャンダル」の影響とみていいだろう。この問題が明るみに出たのは3月のことだった。
年齢層別で見ると、18〜29歳のFacebook離れが最も顕著だ。64%がプライバシー設定を変更し、47%がチェック間隔を延ばし、44%がアプリを削除したという回答だった。
Facebookの4〜6月期の北米のMAU(月間アクティブユーザー数)は前期と変わらず2億4100万人だったが、この調査から、今後減少する可能性がみえる。
この調査ではまた、Twitterのタイムラインに当たるニュースフィードについて、53%が「なぜその投稿が自分のニュースフィードに表示されるのか分からない」と答え、85%がニュースフィードをコントロールすることはほとんどできない(57%)あるいはまったくできない(29%)と答えた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.