数年、仕事をして、ステージIの見極めができてきたら、“「好きな作業」×「好きな状況」”の組み合わせのフロー状態に極力長くとどまる努力をする。
これは入社後3〜8年頃の時期だろうか。このステージになると、仕事がどんどん楽しくなってくる。
“「好きな作業」×「好きな状況」の組み合わせ”で、自分の特性をつかめると、嫌いな作業を避けたり、嫌いな作業だけど工夫して「好きな状況」をつくり出し、パフォーマンスを上げたりできるようになるからだ。
そうすると、「好きで得意な作業」だけをやって、高いパフォーマンスを出せるようになる。「好きな状況」をつくることも容易になるので、仕事に夢中になれる。心地よい状態を維持しやすくなるのだ。
この時期に気を付けてほしいのは、以下の3点だ。
「嫌いな作業」は極力やらない方がよい。チームで仕事をしているなら、得意な部分で貢献し、不得意部分は誰かに補ってもらうことができる。
例えば僕は、
「好き・嫌い」がハッキリ分かっていると、「嫌いな状況」を避けるだけでなく、「好きな状況」を意図的につくり出すことできる。これはけっこう効果が大きい。
仕事なのだから、苦手な作業をやらざるを得ないこともある。嫌いな状況に陥ることだってある。そのときに、逃げるのではなく、「得意な土俵に寄せて」しまえるのだ。
例えば僕は、
次のステージは、感覚的には10年目くらいからだろうか。ステージIIのフロー状態に長くとどまれるようになったら、“「好きな作業」×「好きな状況」”を軸に、仕事の幅を広げていく。というか、自然に広がるはずだ。
すごく重要なことなので改めて書くが、
例えば、「グローバルの仕事が好き」なのではなく、
など、グローバルの仕事を要素分解した先に答えがある。
そして、“「好きな作業」×「好きな状況」”がつくれさえすれば、仕事の種類は何でもよくなる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.