NICTは、ドローン同士が直接通信でお互いの位置を把握しながら飛行制御を行うシステムを開発。接近する他のドローンを検知すると、自動的に飛行ルートを変更し、ニアミスを回避する。目視外の飛行環境で、ドローンの飛行制御や安全運用への活用が見込まれるという。
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情報通信研究機構(NICT)は、ドローン間の直接通信でお互いの位置を把握しながら飛行制御を行うシステムを開発し、ニアミスを自動的に回避する飛行実験に成功したと発表した。ドローンがお互いの位置情報を基に自律的に安全な飛行ルートを取るため、目視外飛行での安全運航が可能になるという。
NICTでは、内閣府 総合科学技術・イノベーション会議が主導する「革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)」の研究開発プログラム「タフ・ロボティクス・チャレンジ」の下、ドローンを含む複数の飛翔体が飛行する環境での安全運航の実現に向け、ドローン同士や他の飛翔体との間で位置情報や識別情報などを把握し、飛行制御に活用する技術の開発を進めている。
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