ソフトバンクは、新卒採用選考における動画面接の評価に、AIベンチャーのエクサウィザーズと共同開発したAIシステムを導入する。熟練の採用担当者の観点を学習させた動画解析モデルを用いて、客観的かつ統一された軸で面接動画を自動評価する。選考時間の7割削減が見込まれるという。
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ソフトバンクは2020年5月25日、同月末から、新卒採用選考で実施する動画面接の評価にAI(人工知能)システムを導入すると発表した。
同社は、応募者の選考会場への移動にかかる時間や費用を軽減するため、総合職のエントリーシート選考後に実施していたグループディスカッションや集団面接を2020年1月に廃止し、以前からインターンシップの参加者選考で導入していた動画面接に変更した。今回、この動画面接にAIシステムを導入し、選考評価の参考とする。
動画面接は、応募者との対面での接触が発生しないため、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響下において、結果的に応募者と社員の安全確保につながる効果もあるとしている。
なお、動画面接以降の面接については、2020年3月2日からオンライン会議システムを活用し、応募者と面接官が遠隔地から双方向にコミュニケーションを取る形式で実施しており、当面この形式を継続するとしている。
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