IDC Japanによると、国内のエンタープライズインフラ市場は、2020年に前年比7.1%減の7069億円規模になると予測。トラディショナルからクラウドへのシフト需要から、クラウドは2020年に数十パーセントのプラス成長となるも、その後はマイナス成長が続く見通しだ。
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IDC Japanは2020年6月9日、「国内エンタープライズインフラ市場のシステムタイプ別予測」を発表した。
IDCでは、エンタープライズインフラ市場を、「サーバ」と「エンタープライズストレージシステム(外部ストレージ《External Storage》/増設装置《Storage Expansion》のみ)」を合算した市場と定義。今回、その2024年までの国内市場について、システムタイプ別、配備モデル別(パブリッククラウド、プライベートクラウド、トラディショナル)に予測している。
今回の予測値は2020年3月25日時点における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響と見通しを考慮したものになっているという。
なお、ここでのシステムタイプは、事業活動(商取引)などの記録や処理を行うシステムである「1.SoR(Systems of Record)」、顧客エンゲージメントに関わるシステムである「SoE(Systems of Engagement)」とインサイトを得るためのシステム「SoI(Systems of Insight)」を合算した「2.SoE/SoI」、「システム基盤プラットフォーム」と「機器/装置制御システム」を合算した「3.Other」の3タイプと定義されている。
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