ServiceNow、新アプリケーションの提供を開始 安心な職場環境と従業員の安全確保を支援

ServiceNowは、4種類のアプリケーションと統合ダッシュボードの提供を開始した。同製品群は、従業員の健康状態といった職場復帰への準備状況や職場の新型コロナウイルス感染症のリスクを可視化し、従業員が安心してオフィスに戻り勤務できる環境を支援するという。

» 2020年06月10日 16時01分 公開
[田渕聖人ITmedia]

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 ServiceNowは2020年6月9日、4種類のアプリケーション(Safe Workplace)と、ダッシュボード(Safe Workplace Dashboard)で構成したパッケージ「ServiceNow Safe Workplace」の提供を開始すると発表した。同パッケージは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響下における、従業員の安全な職場復帰を円滑に進めるための手順を管理する。企業の人事部やCxOといったエグゼクティブ層の利用を念頭に開発したという。

 ServiceNow Safe Workplaceの開発背景には、企業のニューノーマルへの移行を支援する目的がある。同社社長の村瀬将思氏は「ニューノーマルは単一ではないと思う。企業や規模、業種、役職、業務内容、地域によってもニューノーマルは違う」と前置きし、同社におけるニューノーマルを「労働集約型の組織から、プラットフォームによるデジタル変革で、知識集約型の組織へ変わること」と定義した。

(写真上)ServiceNowマーケティング本部プロダクトマーケティング部、部長の高橋卓也氏(写真下)ServiceNow社長の村瀬将思氏(出典:ServiceNow)

 同社によると知識集約型の組織に変わるためには、継続的なCOVID-19の防止策を講じつつ、段階的に経済活動を本格化することが重要だという。またその実現には、従業員の勤務スタイルと企業のビジネス機能をシームレスに連携し、安全性と生産性の両立を従業員体験として提供する必要があるとし、それを支援するパッケージがServiceNow Safe Workplaceだとしている。

体温チェックや持参マスクの有無、オフィス清掃状況の管理などを包括的に管理

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