先進的AI技術への期待度が上昇、「過度な期待のピーク期」にコロナ関連技術 ガートナーが「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2020年」を発表

ガートナー ジャパンは「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2020年」を発表、「個人所有アイデンティティの業務利用」を「幻滅期」に位置づけた。ソーシャル・ディスタンシング・テクノロジは「『過度な期待』のピーク期」から登場した。

» 2020年08月20日 07時00分 公開
[柴佑佳ITmedia]

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 ガートナー ジャパンは2020年8月19日、「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2020年」を発表。同時に「今後10年にわたってテクノロジ・イノベーションを促す5つの先進トレンド」を明らかにした。

先進テクノロジのハイプ・サイクル:2020年 先進テクノロジのハイプ・サイクル:2020年(出典:ガートナー ジャパン)

 ハイプサイクルとは、あるキーワードがどの程度市場に浸透しているかの関連性を、横軸を「時間の経過」、縦軸を「市場からの期待度」とする曲線で視覚的に評価したものである。ガートナーは、技術やビジネスに関する新しい用語は、登場から社会への浸透まで同じ経過をたどるとしている。

 「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2020年」では、1700超の技術を分析して知見を抽出し、30の先進テクノロジーと5つのトレンドを提示した。ガートナー ジャパンは「今後5〜10年にわたって高度な競争優位性をもたらす可能性が高い一連のテクノロジにとりわけ注目した」としている。

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