保険業界の「ペーパーレス化」へ一歩 日本損害保険協会とNECがブロックチェーンで実証

日本損害保険協会とNECは、契約情報交換に関する共同検証を実施する。これまで書面で交換していた契約情報をペーパーレス化し、手続きの迅速性や正確性、効率性を検証する。

» 2020年09月18日 07時00分 公開
[ITmedia]

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 日本損害保険協会(以下、損保協会)とNECは2020年9月17日、契約情報交換に関する共同検証を実施すると発表した。共同保険に関する事務の効率化を目指し、有効性の評価や課題を洗い出す。

 共同保険は、1つの保険契約を複数の保険会社が引き受ける仕組み。NECによると、現在は、年間数十万件に及ぶ契約情報の書面を発行し、契約を引き受けた保険会社の間で書面を交換して各保険会社で契約計上しているという。

 損害保険業界は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受けて、書面や押印、対面での手続きを見直し、ニューノーマル(新常態)への対応を進めている。

契約情報をペーパーレスに その方法とは?

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