NECは、米国の投資ファンドVistaと協業して日本国内向けにSaaS事業を展開する企業SaaSprestoを共同で設立した。Vista傘下の60社以上のソフトウェア企業が持つクラウドサービスを日本市場にSaaSとして提供する。
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NECは2020年10月1日、米国の投資ファンドVista Equity Partners Management(以下、Vista)と協業して日本国内向けにSoftware as a Service(SaaS)専業の企業を設立したと発表した。企業名はSaaSprestoで、Vistaが傘下に置くSaaSベンダーのサービスを日本国内で展開する計画だ。実際のSaaS提供開始は2021年1月を予定する。
SaaSprestoは、日本国内向けにSaaS事業を展開する企業だ。NECのDX(デジタルトランスフォーメーション)に向けた取り組みの一環として新設された。
日本市場向けて、システム監視サービス「LogicMonitor」やイベント管理サービス、「cvent」ノーコード開発プラットフォーム「QUICKBASE」といったVista傘下の60社以上の企業が持つ、金融や政府、教育、不動産、農業、医療、メディア、セールスおよびマーケティング、運輸、流通など、さまざまな業種に特化したSaaSを提供する。
NECは、SaaSprestoを通して中小企業を中心に大企業まで幅広い層をターゲットとして企業のDXを促進させることが目的だ。NECは、米国をはじめとする世界各国の知見を基に、日本のユーザーの間でまだ顕在化していないニーズに対しても、SaaSを先行して提供することで、将来の課題を解決するという。
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