データ隠蔽技術で検知をすり抜け、製造業を狙うスパイ活動「MontysThree」が横行か――カスペルスキーが警鐘

カスペルスキーは、製造業を標的に高度なサイバー攻撃を仕掛ける産業スパイ活動「MontysThree」を発見した。データ隠蔽(いんぺい)技術の「ステガノグラフィー」を用いて検知を回避しながら高度なサイバー攻撃を仕掛ける。

» 2020年10月16日 12時00分 公開
[金澤雅子ITmedia]

この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。

 カスペルスキーは2020年10月15日、データ隠蔽技術「ステガノグラフィー」を用いる産業スパイ活動「MontysThree」を発見したと発表した。

 ステガノグラフィーは、データを他のデータに埋め込む情報隠蔽技術。秘密情報をテキスト文書や画像、音声、動画などのファイル、ライセンスキー、Webサイトのコンテンツなど、さまざま形式のデジタルオブジェクトに隠すことができる。隠された情報の取り出しには特別なツールを使用する。

検知をすり抜け、製造業を標的に 「MontysThree」の手法とは

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ