国内アプリケーションPaaS市場、2021年から成長回復か――IDC

IDC Japanによると、2020年はコロナ禍で成長が鈍化するものの、前年比成長率13%で約346億円規模となる見通しだ。

» 2020年11月06日 10時00分 公開
[金澤雅子ITmedia]

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 IDC Japan(以下、IDC)は2020年11月5日、国内の「アプリケーションPaaS(Platform as a Service)市場」の2019年の実績と2020〜2024年の予測を発表した。

 IDCの定義によると、アプリケーションPaaS市場は、2つの要素で構成される。

 1つ目は、パブリッククラウドサービスにおいて、「Java EE(Java Platform, Enterprise Edition)」や「.NET Framework」「Spring Framework」などの標準フレームワークで構築されたアプリケーションの実行環境を提供する「デプロイメントセントリックアプリケーションプラットフォーム(DCAP)市場」だ。

 2つ目は、開発とランタイムを1つのプラットフォームに結合し、GUIやビジュアルモデリング機能を備えてドラック&ドロップや単純なスクリプトでアプリケーション構築を可能にし、実行環境を提供する「モデル駆動型アプリケーションプラットフォーム(MDAP)市場」だ。

「2021年から成長が再加速」 楽観的な見通しの要因は?

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