不確実な時代に求められる新しいセキュリティリーダーとは――ガートナーが提言

ビジネス環境が大きく変化する中、企業のセキュリティを担うセキュリティリーダーに求められる役割は変化しつつあるという。不確実な時代にこそ求められる新しいリーダーシップの獲得に向け、留意すべき3つのポイントとは?

» 2020年11月27日 12時10分 公開
[金澤雅子ITmedia]

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 ガートナー ジャパン(以下、ガートナー)は2020年11月26日、これからの時代に求められる新しいセキュリティリーダーシップの在り方について発表した。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響でビジネス環境は大きく変化し、企業は多くの不確実性に直面することになり、セキュリティリスクもこれまで以上に予見しづらい状況になった。

 ガートナーでは、不確実性が高まっている時代だからこそ、セキュリティリーダーに求められる役割は変化しつつあると説明。未来のセキュリティに向けて意欲的に取り組むためにはどうすべきか、新しい形のセキュリティリーダーシップ像とはどのようなものなのかについて、今のうちに追求しておく必要があるとしている。

 新しい時代のセキュリティリーダーを目指すに当たって留意すべきポイントとして、ガートナーは次の3つを挙げている。

Photo 新しい時代のセキュリティリーダーを目指すための3つの工夫(出典:ガートナー ジャパン、2020年11月)

1. 皆がよく知っている言葉に置き換える――“認識のズレ”を作らない

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