「Microsoft Power Fx」が登場 Power PlatformでExcel関数によるローコード開発が可能に

MicrosoftがExcelをベースとしたローコード開発環境を発表した。既に数億人のユーザーが愛用する「Excel関数」が利用でき、従来のローコード向けのプログラミング言語よりもプロコードへの道を歩みやすいというのがMicrosoftの主張だ。

» 2021年03月05日 08時00分 公開
[後藤大地有限会社オングス]

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 Microsoftは2021年3月2日(現地時間)、「Microsoft Power Platform」に新たにローコード開発環境「Microsoft Power Fx」(Power FX)を追加した。Power FXはオープンソースのプログラミング言語で、「Microsoft Excel」をベースにしている点が特徴だ。Microsoftによると「ローコードの関数言語」と位置付けられており、オープンソースソフトウェアとして公開されたことから、これからどのような普及を見せるのかが注目される。

Microsoftのブログ記事に掲載されている動作サンプル。関数はExcelでなじみのあるUIで操作する(出典:Microsoft)
Power Fxの関数。緑色のセルはExcelと同じか「非常に近いもの」だという(出典:Microsoft)

「ローコードイノベーションの新章を開く」

 Microsoftが説明するPower Fxの主な注目点は次の通りだ。

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