その広告ブロッカーは本当に広告をブロックしている? Kasperskyが警告

Kaspersky Labが広告ブロッカーアプリに偽装したマルウェアによる攻撃キャンペーンを発見した。一見すると人気のある広告ブロッカーのように見えるが、実行するとシステムのDNSサーバ設定が変更され、仮想通貨のマイニングに使われてしまうようだ。

» 2021年03月11日 17時54分 公開
[後藤大地有限会社オングス]

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 Kaspersky Labは2021年3月10日(現地時間)、広告ブロッカーに偽装した仮想通貨マイナーのマルウェアを使った攻撃キャンペーンを確認したと伝えた。

 広告ブロッカー「AdShield」や「Netsheild」「OpenDNS」の各サービスとして振る舞うが、実際には仮想通貨マイナーとして動作するとされている。Kaspersky LabはAdShieldについてのみ技術詳細を公開しているが、仕組みはNetsheildなど、他の偽装広告ブロッカーでも同じだと説明している。

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検知ソフト回避機能も 広告ブロッカー偽装アプリの挙動

 広告ブロッカー偽装アプリの挙動は次の通りだ。

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