三菱重工と日本IBM、CO2流通を可視化する「CO2NNEX」構築へ IBM Blockchain Platformを活用

三菱重工と日本IBMは、CO2流通を可視化するデジタルプラットフォーム「CO2NNEX」の構築を開始する。CCUSバリューチェーンの可視化やCO2流通の整流化により、課題の顕在化やCO2の用途拡大を支援し、カーボンニュートラルの早期実現に貢献する。

» 2021年05月07日 12時00分 公開
[金澤雅子ITmedia]

この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。

 三菱重工業(以下、三菱重工)と日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)は2021年5月6日、ブロックチェーンを活用し、二酸化炭素(CO2)の流通を可視化するデジタルプラットフォーム「CO2NNEX」(コネックス)の構築で協業を発表した。

 CO2NNEXは、CO2の排出を「ネットゼロ」にする「カーボンニュートラル(脱炭素社会)」への貢献を目的に、CO2を有価物として活用するためのデジタルプラットフォーム。ブロックチェーンプラットフォーム「IBM Blockchain Platform」やAI(人工知能)を活用して構築する。現状では貯留や転換利用に選択肢が限られているCO2流通を同プラットフォーム上で可視化、整流化することで、用途の拡大やバリューチェーンの最適化を支援する。

CO2流通をどう可視化するのか

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ