損保ジャパン、AIでカスタマーセンターの通話内容を自動的に要約記録 2022年度に実用化

SOMPOホールディングスは、コールセンター領域のDXで、東京大学 松尾研究室発のAIスタートアップのELYZAと提携。対話特化型の自然言語処理モデルを共同開発し、損保ジャパンのカスタマーセンターにおける通話内容の要約記録作業を自動化する実証実験を開始した。

» 2021年08月17日 11時38分 公開
[金澤雅子ITmedia]

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 SOMPOホールディングスとAI(人工知能)スタートアップのELYZA(イライザ)は2021年8月16日、コールセンター領域におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)推進の戦略パートナーとして提携したと発表した。取り組みの第一弾として、損保ジャパンのカスタマーセンターで通話内容の要約記録作成を担う自然言語処理モデルの実証実験を2021年7月から開始している。

 ELYZAは、自然言語処理とマルチモーダルに特化したAI研究開発/サービス開発を手掛ける東京大学 松尾研究室発のAIスタートアップ。自然言語処理分野では、2020年9月に人間を超える認識精度をほこる日本語に特化した自然言語処理エンジン「ELYZA Brain」を開発している。

 SOMPOホールディングスによると、ELYZAの持つ自然言語処理技術が同社のDX戦略に合致したことから、今回の業務提携に至ったという。

カスタマーセンターの顧客対応を支援する「生成型要約モデル」とは

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