コロナ禍が長引き、各産業分野への打撃も尾を引く中、その回復状況のバロメーターともいえるIT投資がどう推移するかが注目される。日本を代表する大規模なIT事業者3社による四半期決算発表からは、業種別の回復傾向が少しずつ見えてきた。
国内のIT市場は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の機運が高まる一方、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大が収まらず、業種によっても需要動向に違いがあるようだ。果たして、今後の行方はどうなのか。
それを探るべく、富士通、NEC、NTTデータの日本を代表するITベンダー3社がこのほど相次いで発表した2021年度(2022年3月期)第1四半期(2021年4〜6月)の決算から、今後の需要の動きを示す受注状況に注目し、考察してみたい。
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