Microsoftは、Windows Updateへの接続時間がアップデート成功率に関連するという調査結果を発表した。Windows Updateへの連続接続時間が最低限に達していないPCではアップデートの成功率が極めて低いことが明らかになった。
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「Windows」をサイバー攻撃から守る最も基本的な方法は、Windows Update経由で配信される更新プログラムを迅速に適用することだ。Windows Updateのみで十分に防御できるわけではないが、更新プログラムを適用しなかった場合と比べるとリスクは低い。適用時に発生する不具合を懸念してこれを見送るユーザーもいるが、セキュリティの観点から原則的には適用が推奨される。
Microsoftは2022年1月27日(現地時間)、同社のブログでWindows Updateへの接続時間とアップデートの成功率に関連性があるという興味深いデータを公開した。データによれば、PCがWindows Updateに一定時間接続できなければ、アップデートが成功する可能性が極めて低いことが判明したという。同社はシステムの電源管理設定によってアップデートが失敗する可能性もあると示唆した。
MicrosoftによればWindows Updateへの接続時間は、最低でも2時間の連続接続が必要で、合計接続時間としては6時間が必要になる。この条件が満たされるとダウンロードに成功し、システム再起動時や再開時にバックグラウンドインストールできる可能性が高いという。
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