ウクライナ侵攻の影響で成長する分野も IDCが「国内第3のプラットフォーム市場」を予測

IDCは、国内の第3のプラットフォーム市場について2022〜2026年の予測を発表した。2022年の市場規模は、対前年比4.3%増の20兆2479億円となる見込みだ。2026年の市場規模は24兆3883億円に達すると予測する。

» 2022年05月16日 07時00分 公開
[ITmedia]

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 IDC Japan(以下、IDC)は2022年5月12日、国内の第3のプラットフォーム市場について2022〜2026年の予測を発表した。2022年の市場規模は対前年比4.3%増の20兆2479億円となる見込みだ。同社は、2021〜2026年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)を4.7%と見ており、2026年の市場規模は24兆3883億円に達すると予測する。

 同調査の対象である「第3のプラットフォーム市場」にはクラウドやモビリティ、ビッグデータ/アナリティクス、ソーシャル技術の4つの主要技術(4ピラー)から構成される技術プラットフォームと、4ピラー上に展開され事業成長を促進する技術となる「イノベーションアクセラレーター」としてIDCが定義するAI(人工知能)やAR/VR、IoT(モノのインターネット)、ロボティクス、3Dプリンティング、次世代セキュリティ、ブロックチェーンの7つの技術のうち、従来のICT市場に該当するハードウェアやソフトウェア、サービス、通信サービスが含まれる。

ウクライナ侵攻の影響で成長する分野は?

 IDCは、国内第3のプラットフォーム市場を企業分野と非企業分野(中央官庁、地方自治体、教育)、消費者分野に分類する。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大当初は中央官庁や地方自治体の支出が相対的に目立った。

 2021年以降は企業分野が同市場をけん引し、同分野の対前年比成長率は2022年が7.7%、2023年が9.4%。2021〜2026年のCAGRは7.3%と予測する。

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