異例の対応? CISAがカタログに追加した脆弱性を一度取り下げた理由

CISAは「既知の悪用された脆弱性カタログ」に追加した脆弱性について、一時的に登録を解除するという異例の措置を発表した。なぜ同脆弱性は取り下げられたのだろうか。

» 2022年05月17日 07時00分 公開
[後藤大地有限会社オングス]

この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。

 米国土安全保障省サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は2022年5月13日(現地時間)、「既知の悪用された脆弱(ぜいじゃく)性カタログ」に追加した「Windows LSA」に関する脆弱性(CVE-2022-26925)を一時的に登録解除すると発表した。

 CISAが一度カタログに追加した脆弱性を期限前に削除するのは異例の対応で注意が必要だ。

CISAはCVE-2022-26925を「既知の悪用された脆弱性カタログ」から一時的に解除すると発表した(出典:CISAのWebサイト)

なぜCVE-2022-26925は取り下げられたのか?

 「既知の悪用された脆弱性カタログ」に追加される脆弱性は、基本的にアクティブに悪用が確認され、高リスクのものが多いため、該当する製品やサービスを使用しているかどうか確認するとともに、該当する場合は迅速に対処することが望ましい。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ