Ciscoがスモールビジネス向けに提供しているRVシリーズルーターに複数の脆弱性が見つかった。脆弱性の深刻度は「緊急」(Critical)と評価されており注意が必要だ。一時回避策などは提供されておらず、迅速なアップデートが求められる。
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Cisco Systems(以下、Cisco)は2022年8月3日(現地時間)、同社のブログでルーター製品「Cisco Small Business RV」シリーズにリモートから任意のコードが実行できたり、サービス妨害攻撃(DoS:Denial of Service attack)を引き起こしたりする複数の脆弱(ぜいじゃく)性が存在すると伝えた。
これらの脆弱性は問題を一時的に回避する方法が提供されておらず、迅速にアップデートを適用する必要がある。
今回見つかった脆弱性の詳細は以下の通りだ。
CVE-2022-20827およびCVE-2022-20841の影響を受ける製品は以下の通りだ。
CVE-2022-20842の影響を受けるとされるプロダクトは以下の通りだ。
今回の脆弱性に対して一時的に問題を回避する方法は提供されていない。該当する製品を使用している際には、迅速に問題が修正された最新版にアップデートしてほしい。
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