イルミオジャパンは調査レポート「Cloud Security Index」を発表した。これによると、データ漏えいの約半数がクラウドで発生し、企業は平均410万ドルの損失を被っているという。
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イルミオジャパンは2023年12月5日、クラウドセキュリティの現状とセグメンテーションの影響についてまとめた報告書「Cloud Security Index: Redefine Cloud Security with Zero Trust Segmentation」を発表した。
同調査は、IllumioがVanson Bourneに委託して2023年9月に実施したもので、日本をはじめ米国や英国、フランス、ドイツ、オーストラリア、シンガポール、サウジアラビア、アラブ首長国連邦におけるITおよびセキュリティの意思決定者1600人を対象としている。
報告書の主な内容は以下の通りだ。
この他、回答者はクラウドセキュリティに対する主な脅威として以下の項目を挙げている。
報告書によると、回答者は現状に対して「サードパーティーソフトウェアとの接続について可視性を高める必要があること」「クラウド侵害に対処する時間を短縮する必要があること」などを認識しているという。
Illumioのチーフ・エバンジェリストであるジョン・キンダーバーグ氏はこうした状況に対して以下のように述べている。
「クラウド環境はダイナミックで相互に接続されているため、セキュリティチームが従来のソリューションで対応するのはますます困難になっている。リスクを軽減し、クラウドによってもたらされる機会を最適化するために、組織にはリアルタイムの可視化と封じ込めをデフォルトで提供する最新のセキュリティアプローチが必要だ」
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