Hitachi Vantaraは、Red Hatと協業して統合ハイブリッドクラウド「Hitachi VSP One」に仮想化基盤「Red Hat OpenShift Virtualization」を統合したソリューションを発表した。国内では2025年12月末から提供を開始する。
日立製作所(以下、日立)の米国子会社であるHitachi Vantaraは、Red Hatとの協業により、「Hitachi Virtual Storage Platform One」(以下、VSP One)と「Red Hat OpenShift Virtualization」統合した新たなソリューションを発表した。国内では、2025年12月末から提供を開始する予定だ。
新ソリューションは、Hitachi Vantaraの統合ハイブリッドクラウドストレージ向けデータ基盤VSP Oneに、「Red Hat OpenShift」の仮想化機能Red Hat OpenShift Virtualizationを統合したソリューションだ。
このRed Hat OpenShift Virtualizationを搭載した新ソリューションは、従来の仮想化プラットフォームからのモダナイズと移行において次の4つのメリットを提供する。
Hitachi Vantaraは、新ソリューションで提供される事前検証済みのリファレンスアーキテクチャと、高性能な仮想マシン(VM)移行ツールを利用することで、レガシープラットフォームからの移行をより簡単かつ迅速に進められるとしている。
複数拠点での耐障害性とシームレスなフェイルオーバー機能を提供するため、障害発生時でも継続的な運用を支援する。
同一のプラットフォームでVMとコンテナを並行して実行できるため、仮想化インフラを個別に構築する必要がなくなり、環境の重複を回避でき、ハードウェア、ソフトウェアライセンス、運用コストを低減できる。
さらに、オンプレミスシステムとクラウドにまたがるブロックやファイル、オブジェクトストレージ向けの統合データストレージプラットフォームを提供するため、データの可視性を向上させ、データの所在場所に関わらず一貫した利用環境を実現する。
日立製作所、独AIコンサル企業買収でエージェンティックAIとフィジカルAI開発を促進
「生成AIはデータが全て」 日立とAWSが提唱する「データの価値を引き出す方法」とは
日立のAIイノベーションを推進 「NVIDIA AI Factory」とは
日立ヴァンタラがストレージ製品群のハイブリッドクラウド機能を強化Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.