iPhone、iPadとAndroid向けカード決済サービス「Square」がスタート
Twitter創業者が立ち上げたスマートフォン向けカード決済サービス「Square」がスタートした。iPhone、iPad、iPod touch、Android端末に装着した小型カードリーダーを使って、VisaやMasterCardでの支払いを受けることができる。
米Squareは5月11日(現地時間)、スマートフォンをクレジットカード決済端末にするサービス「Square」を開始した。米AppleのiPhone、iPad、iPod touch、米GoogleのAndroid搭載端末で利用できる。現在対応するのは米国内で発行されたVisa、MasterCard、American Express、Discoverのクレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、ギフトカード。
同サービスを利用するには、アプリストアから無料アプリをダウンロードしてアカウントを作成し、送られてくる無料の小型カードリーダーを端末のイヤフォンジャックに差し込んでアクティベートする。支払いを受けるには、アプリを立ち上げて金額や追加情報(写真も入れられる)を入力し、カードをリーダーで読み取って、支払い者に指でサインを入力してもらう。支払い者はメールアドレスを入力することで、電子領収書をメールでもらうこともできる。カードをリーダーで読み取るほかに、カード番号を入力することでも決済が可能だ。また、チップを加算することもできる。決済履歴はCSVファイルに出力できる。
同サービスの利用料金は、カードプロセッシング料のみだ。カードを読み込んでの決済では2.75%+15セント、カード番号入力での決済では3.5%+15セント掛かる。セキュリティ面では、クレジット業界のデータセキュリティ基準のPCI Level 1とPA-DSSに準拠している。
Squareは米Twitter創設者の1人であるジャック・ドーシー氏が2009年2月に立ち上げたベンチャーで、12月からβサービスを行っていた。ドーシーCEOは「すべての人が簡単に支払いを受けられ、必要な情報を簡単に入手できるようにしたい。決済という行為が楽しいものになれば、誰かにお金を支払うこともコミュニケーションの1つになる」と語っている。
企業向け情報を集約した「ITmedia エンタープライズ」も併せてチェック
関連キーワード
Twitter | Android | クレジットカード | iPad | iPhone | iPod touch | MasterCard | 決済サービス | スマートフォン | VISAインターナショナル | American Express | アプリケーションストア | セキュリティ標準
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- Twitter創業者の新事業「Square」の衝撃(@IT)
Twitter創設者、携帯電話をクレジットカード決済機にするサービスを発表
Twitter創設者の新事業「Square」は、高い決済手数料を払わなくても、誰でも携帯電話でクレジットカード支払いを受け付けられるようにする。