本コラムでは、インドや日本で活躍するインド人エンジニアの日常などを紹介していきます。今回はインド/日本で国際結婚された夫婦にお話を聞きました。
名前:Ken Yanaginouchiさん/Savi Yanaginouchiさん
・プロフィール
インド系IT企業にITエンジニアとして勤務しているKenさんと、2児の母のSaviさん。
出会いは2002年、Kenさんがインドで働いているときに出会ったそうです。その後2003年に結婚。現在は東京で2人の子供と生活しています。
Q1. 意見の食い違いなどはありますか? (Kenさんに質問)
当然あります。
結婚した当時、意見が分かれたときは、最終的には「文化が違うからもう分からない」と、お互いが半ばあきらめていたことが多かったですね。しかし、いまでは時間がかかっても、とことん話し合うようにしています。
Q2. 夫婦間の文化の違いで驚いたことはありますか? (Saviさんに質問)
インドでは夫婦の手紙を了解なしで開けるのは普通です。なので、夫の了解なしで開けたところ、「夫婦の仲にもプライバシーはある」と怒られました。
インドでは早く開けないと何か問題が起こる可能性があるので、開けるのが普通です。夫婦の仲でプライバシーがあるというのは冷たく感じ初めはまったく理解できませんでした。しかし、いまは理解できるようになり、開けていません。
Q3. 日本とインドでビジネスをする上で何かアドバイスはありますか? (Kenさん/Saviさん両方に質問)
夫はインド人夫らしくなり、妻は日本人妻らしくなり、夫婦関係は良くなっています。お互いの価値観を押し付けるのではなく、お互いの違いを理解して歩みよることで関係がよくなっていると思います。ビジネスも同じではないでしょうか?
向井 永浩(むかい ひさひろ)
ソフトブリッジソリューションズジャパン株式会社
ビジネスソリューションブループ オフショア開発コンサルタント
岐阜県中津川市生まれ。金沢大学卒業。2000年大学卒業後、大手国内メーカーにSEとして入社。2006年ソフトブリッジソリューションズジャパン株式会社入社。
現在インドオフショア開発に従事。1年のうち数カ月はオフショア拠点のインド・プネ市で過ごす。
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