
SFA導入を検討中の営業マネージャー/経営層・管理者の方へ。営業活動の属人化や進捗の“見えづらさ”に悩んでいませんか? 組織として成果を上げるためには、「数字に基づく営業管理」と「チームで共有できる仕組みづくり」が欠かせません。こうした課題を解決する手段として、SFA(営業支援システム)導入のニーズが急速に高まっています。
しかしSFAと一口に言っても、今や小規模企業やスタートアップでも導入しやすいクラウド型製品から、国産/海外製、大規模企業向け製品まで、幅広く膨大に製品の選択肢があります。数多くの製品・システムがある中で、優れた機能や特徴で利用者から高い評価を得ているのはどの製品なのでしょうか。今回はSFAのユーザー満足度ランキング TOP10と口コミレビュー数ランキング(2025年4月版)をご紹介します。
※本ランキングと製品満足度は
のデータを利用しています
機能で比較「SFA」おすすめ製品一覧
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SFAとは?
SFA(営業支援システム)は、営業活動の進捗や商談内容、顧客対応の履歴を一元管理できるITツールです。属人的になりがちな営業情報を見える化し、チームで共有・分析することで、受注率の向上や報告業務の効率化につながります。
クラウド型のSFAであれば導入も早くてスムーズ。営業部門がすぐに活用できる体制を構築しやすく、成果の再現性を高める手段として既に多くの企業が導入し、続々と成果を上げています。
この1ページで解決「SFA」の主な機能、メリット・デメリット、製品選定のポイントを分かりやすく解説

SFAの主な機能と役割
案件・商談管理
営業ごとの商談内容、進捗、金額、受注確度などを一元管理する、SFAの主機能です。情報の属人化を防ぎ、チームで状況を共有・把握できるため、報告やマネジメント業務が格段に効率化されます。
売上・予実管理
商談の見込み金額をもとに、月次・担当者別の売上予測を自動集計します。目標とのギャップや遅れを早期に察知でき、経営層への説明資料としても活用されやすい重要な機能です。
活動履歴の記録・報告
訪問、電話、メールなどの営業アクションを簡単に記録し、共有できます。日報を簡素化しつつ、チームの動きを可視化できるため、的確なフィードバックや育成にもつながります。
顧客情報管理(CRM連携含む)
顧客企業の情報や接点履歴、過去の提案などを蓄積・管理する機能です。担当変更時の引き継ぎがスムーズになり、顧客満足度の維持とロイヤルティ向上に貢献します。CRMとの連携・統合が一般的ですが、「営業」視点で目的が共通していることから、CRM機能が自然に融合・統合されているSFA製品も多く存在します。
ダッシュボード・レポート機能
営業状況やKPIをグラフや数値で自動で可視化する機能です。 個人別・チーム別・案件別の切り口で集計でき、課題発見や会議資料作成にも役立ちます。
AIレコメンド機能
過去データや行動履歴をもとに次に取るべきアクションや注力すべき顧客を「AI」が提案する、最近急増し・精度も日々増しているAI支援機能です。優先順位の判断がしやすくなり、また、人では知り得なかった要素を発見できる可能性とともに、営業の精度とスピードを底上げします。人的リソースが限られるチームにも効果的です。
会社・管理部門のメリット
SFAを導入することで、営業活動の進捗状況、売上見込、予実管理がリアルタイムで可視化され、経営層や管理部門による的確な意思決定が可能になります。さらに、Excelや口頭で行っていた営業報告や集計業務の手間が大幅に削減されることで、間接部門の業務効率も向上。情報が一元化されるため、部門間での連携や共有もスムーズになります。
従業員・担当者のメリット
SFAによって商談状況や顧客との接点情報を簡単に記録・共有できるため、報告業務や日報作成の手間が減り、業務の効率が向上します。進捗の管理や自身の活動も振り返りやすくなるため、営業パフォーマンスの向上にも大きくつながります。、また、正しく一元的に情報が蓄積され、また可視化されることで、担当者が変更になってもスムーズに引き継げるなど、顧客対応の品質を維持できます。
「SFA」製品満足度ランキング【2025年4月版】
※本ランキングと製品満足度は
のデータを利用しています。2025年4月時点
ailead 無料トライアルあり
詳細と利用者の口コミを見るAIを活用した機能を備える営業支援ツールで、商談の音声データを解析し、トーク内容の可視化や改善提案を行います。営業スキルの向上やナレッジ共有を支援し、チーム全体の成果向上を目指す企業に適します。
クラウドサービスサスケ 無料プランあり無料トライアルあり
詳細と利用者の口コミを見る顧客情報の一元管理や営業活動の可視化を実現する強みを持つSFAです。シンプルな操作性と柔軟なカスタマイズ性が特徴で、中小企業から大企業まで幅広く対応します。
Kairos3 Sales
詳細と利用者の口コミを見るマーケティングオートメーションと連携したSFAで、リードの獲得から育成、商談管理までを一貫してサポートします。シンプルなUIと豊富な機能で、営業とマーケティングの連携強化を図りたい企業に適します。
(4) Ecrea 無料トライアルあり
詳細と利用者の口コミを見る中小企業の導入が多い営業支援ツールで、顧客管理や案件管理、メール配信などの機能を備えています。低コストで導入でき、必要な機能をシンプルに活用したい企業に適しています。
(5) F-RevoCRM 無料トライアルあり
詳細と利用者の口コミを見るオープンソースをベースにしたCRM/SFAで、顧客情報の一元管理や営業プロセスの可視化を実現します。高いカスタマイズ性と柔軟な運用が可能で、自社に合わせたシステム構築を求める企業に向いています。
(6) 戦略箱ADVANCED 無料トライアルあり
詳細と利用者の口コミを見る営業戦略の立案から実行までを支援するSFAで、KPI管理や予実管理、分析機能が充実しています。戦略的な営業活動を推進したい企業に適したツールです。
(7) ネクストSFA 無料トライアルあり
詳細と利用者の口コミを見るシンプルな操作性と豊富な機能を兼ね備えたクラウド型SFAで、顧客管理や案件管理、日報作成などを効率化します。中小企業から大企業まで幅広く対応できます。
(8) ホットプロファイル 無料トライアルあり
詳細と利用者の口コミを見る名刺管理と営業支援を統合したクラウド型ツールで、顧客データベースの自動作成や営業活動の可視化を実現します。営業の生産性向上と新規開拓の効率化を図りたい企業に適しています。
(9) Mazrica Sales
詳細と利用者の口コミを見る直感的な操作性とAIによる予測機能を備えたSFA/CRMで、営業活動の見える化やリスク分析を支援します。現場主導での定着を重視し、営業組織全体のナレッジ共有を促進します。
(10) Sansan
公式サイト:https://jp.sansan.com/
「SFA」ユーザーレビュー数の多い製品ランキング【2025年4月版】
ユーザーレビュー/口コミ投稿数の多い製品ランキングは以下の通りです。
※本ランキングと製品満足度は
のデータを利用しています。2025年4月時点
Sansan
公式サイト:https://jp.sansan.com/
名刺管理を起点とした営業DXサービスで、名刺やメールなどの接点情報をデータ化し、全社で共有できる顧客データベースを構築します。新規提案先の検索や営業戦略の立案に活用できます。
Salesforce Sales Cloud 無料トライアルあり
詳細と利用者の口コミを見る世界的に高いシェアがある営業支援システムで、営業活動の効率化や他部門との連携を実現します。柔軟なカスタマイズ性と豊富な機能で、データドリブンな営業組織への変革を支援します。
Mazrica Sales
詳細と利用者の口コミを見る直感的な操作性とAIによる予測機能を備えたSFA/CRMで、営業活動の見える化やリスク分析を支援します。現場主導での定着を重視し、営業組織全体のナレッジ共有を促進します。
Kairos3 Sales
詳細と利用者の口コミを見るマーケティングオートメーションと連携したSFAで、リードの獲得から育成、商談管理までを一貫してサポートします。シンプルなUIと豊富な機能で、営業とマーケティングの連携強化を図りたい企業に適します。
ailead 無料トライアルあり
詳細と利用者の口コミを見るAIを活用した機能を備える営業支援ツールで、商談の音声データを解析し、トーク内容の可視化や改善提案を行います。営業スキルの向上やナレッジ共有を支援し、チーム全体の成果向上を目指す企業に適します。
SFA導入のメリット
- 営業進捗状況をリアルタイムで把握できる
- 売上の予測精度を高められる
- 営業報告にかかる手間を削減できる
- 属人化を防ぎ営業情報をチームで管理できる
- 引き継ぎ・連携・協業がスムーズになる
営業進捗状況をリアルタイムで把握できる
各案件の現在地や次のアクションが一目で分かるようになり、マネジメントやチーム全体の動きが明確になります。
売上の予測精度を高められる
過去の傾向と商談進捗をもとに、個人・チーム・期間別の売上見込みを可視化し、精度の高い予測ができるようになります
営業報告にかかる手間を削減できる
活動履歴や商談情報をそのまま記録・共有できるため、日報作成や口頭報告の手間を大幅に削減できます。
属人化を防ぎ営業情報をチームで管理できる
顧客や案件の情報が共有されることで、担当者不在時でもチームで対応できる体制が整えられます。
引き継ぎ・連携・協業をスムーズに行えるようになる
情報が一元的に蓄積・整理されることで、営業のカニバり、複数担当者/顧客間の「言った/言わない」「同じことを何度も聞くな」的トラブルなどを防ぎ、また顧客へ負担を掛けない担当者変更時のスムーズな引き継ぎを実現します。
成功へつなぐSFA選定のチェックポイント
- 導入の目的と自社のビジネスプロセスを明確にする
- 拡張性、カスタマイズは可能か/どこまで可能か
- 「現場」が使いやすいか
- サポート体制・導入後の運用支援があるか
- 無料トライアル期間があるか
要件定義|導入の目的と自社のビジネスプロセスを明確にする
SFAは、クラウド型/SaaS型だけでも機能・目的・特徴別にかなり多くの製品が存在します。「自社が望む要件」に適した機能を持つ製品を選ぶことがまず重要です。
導入の第一歩として、自社のビジネスプロセスや従業員の状況、ニーズをあらためて見直して、どの業務に問題があるのか、どのプロセスを改善したいのかを明確にしましょう。例えば「売上を上げるため」「効率を高めるため」「確実性を高めるため」「DX推進のため」「データの一元化と活用、システム連携のため」「法令順守/リスク管理の強化のため」「モチベーション向上や働き方改革の推進のため」など、企業によって主目的、実現したい成果、優先順位は異なると思います。
なお、導入を担当者であるあなたひとりで選定・決定するのは大抵の場合、困難です。ニーズや課題は会社別、部門別、担当者別でもそれぞれ違います。さまざまな視点で、できるだけ多くの課題を拾い上げて製品を選定するために、別部署や管理部門、現場、経営層・上層部なども遠慮なく巻き込みながらプロジェクトを進めていくことをおすすめします。
こうした要素をできるだけ具体的にリストアップし、得たい成果や目標値、期日を可能な限り定め、優先順位を付けることで、自社独自の「要件」としてまとまってきます。このプロセスをできるだけ丁寧に行うことが、製品選定フローの効率と確実性、そして運用後の実成果へ大きく効いてくるポイントです。
おすすめ「SaaSを導入したが活用できていない」が3割!? SaaS導入前に考慮しておくべき3つのポイント

拡張性、カスタマイズは可能か/どこまで可能か
業種や企業規模によって業務フローは異なるため、自社の業務に適合できる柔軟なカスタマイズの範囲やできることを確認することも必要です。このときに最初に考えてまとめておいた「自社の要件」が有効に機能します。画面レイアウトの変更や追加フィールドなど、一見小さな調整に思えても日々の業務効率に大きく影響することがあります。
また、将来的に組織規模が拡大する可能性を見据え、スケーラビリティ面も十分に検討しておくとよいでしょう。事業が拡大すれば、SFAに求める機能も変化する可能性は大いにあります。例えば、新しいグループ会社の追加や、海外子会社との連携など、想定外の要件が必要になるかもしれません。これらの要件に柔軟に対応できる製品かどうか、事前に確認しておくことで導入後のトラブルを回避できます。
「現場」が使いやすいか
SFAは導入して終わりではなく、「現場で継続的に使われること」が何よりも重要です。入力項目が多すぎたり、画面構成が複雑だったりすると、せっかくの導入も定着せず、結局はExcelに逆戻りというケースも少なくありません。
特に営業現場では、限られた時間の中での入力や確認作業が求められるため、直感的な操作ができるUIを、もっと端的にはスマートフォンやタブレットでも利用しやすいかどうかなどもポイントになります。また、営業経験の浅い人でもすぐに使いこなせる設計かどうか、トレーニングなしでも業務が進められるかといった視点も大切です。SFA選定時には、実際の画面操作を試しながら、現場での運用をリアルに想像することが不可欠です。
【調査レポート】経営者の7割が失敗する「SaaS導入」 回避すべき落とし穴とは?

サポート体制・導入後の運用支援があるか
SFAは、導入してすぐに効果が出るものではなく、定着・活用のフェーズこそが最も重要です。そのため、製品機能だけでなく、ベンダーのサポート体制や導入後の運用支援の質も重視すべき要素となるでしょう。
例えば、初期設定時におけるフィールドの設計支援、マスタ登録の代行、データ移行のサポートなどが充実していれば、スタートダッシュのハードルがグッと下がります。さらに、運用開始後のQ&A対応、定着に向けた活用相談、定期的なフォローアップやトレーニングの提供があると、現場の不安も軽減され、利用率向上につながります。選定時には「導入後にどこまで伴走してくれるか」を明確に確認しておくことが成功の鍵となります。
このほか、SFAは通信を用いるITシステムである以上、ネットワークや機器の障害に由来した予期せぬ不具合が発生する可能性があります。ユーザー側の使い方の問題でトラブルや不具合が起きる場合もあります。こうしたトラブル発生時に受けられるサポート内容も勘案した製品選び/プラン選びも重要なポイントになります。
なお、月額費用とは別に「より高度なサポートプラン」をオプションなどとして用意する製品も多いです。備えあれば憂いなしとする観点もありますが、一方で月額費用に含まれつつも不要/自社のニーズに合っていないものならば無駄なコストともなり得ます。負担できるコストと受けたいサポートのバランスを見ながら検討していくとよいでしょう。
無料トライアル期間があるか
IT製品の導入において、欲しい機能は「仕様/対応している」として載っていたけれど、実際に使ってみると操作しにくかった、機能が乏しかった、自社の業務シーンとは適合しにくかった、など理想・希望と現実が違っていたことは……実は想像以上に多くあります。
クラウド型/SaaS型製品には無料で試用できる「無料版(デモ版、無料トライアル版)」を用意する製品も意外と多く存在します。この無料トライアルを活用して実際の機能、UIや操作感を確かめると、導入後の運用イメージがグッと具体的になります。多くの場合、資料請求後に無料トライアルダウンロードの案内があります。無料版はぜひ遠慮なく活用することをおすすめします。
この無料版で、必要となるカスタマイズ性や既存システムとの連携のしやすさ、サポート体制などの情報も確認し、本当に自社の運用フローに合致したソリューションかを見極めていくとよいでしょう。
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SFAランキングのまとめと今後のトレンド
SFAは、今回の「満足度ランキング」や「口コミ件数ランキング」に登場する製品を見てもそれぞれに強みや特長が異なります。例えば、aileadやSalesforce Sales CloudのようにAI活用とともに総合的な営業支援機能を備える製品もあれば、F-RevoCRMや戦略箱ADVANCEDのように国産ならではの柔軟なカスタマイズ性やサポート体制が評価されている製品もあります。Sansanやホットプロファイルのように名刺を起点に顧客接点と活動の一元管理を強みにするタイプも人気です。こうした違いを踏まえ、自社の営業プロセスや課題解決に沿った製品を選定することが重要となるでしょう。
今後のトレンドとしては、「AI」を活用した営業支援機能の進化が進んでおり、受注確度の予測や次のアクションの自動提案といった機能が実務レベルでも急速に利用されはじめています。属人的な営業から脱却し、データに基づく再現性ある営業を実現するために、SFAはますます営業戦略ツールとしての役割を担うようになっていくでしょう。導入を検討する企業は、単なる業務効率化にとどまらず、将来的な営業基盤の再構築を見据えた視点での製品選びが求められます。「ビジネス向けAIツール」についてはこちらもぜひご覧ください。
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