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» 2004年04月22日 14時16分 公開

三菱、ナビ専用LSI搭載の新HDDカーナビ

三菱電機が、HDDカーナビゲーションシステムの新製品「CU-H9000」シリーズを発表。ナビ専用LSIの採用で、リアルな3D表示でもストレスのない高速描画が可能に。1時間のCDを15分でHDD内に録音できる機能やお出かけ情報をナビに取得できるテレマティクスなど、従来から好評の機能も強化された。

[西坂真人,ITmedia]

 三菱電機は4月22日、HDDカーナビゲーションシステム「CU-H9000」シリーズを5月27日から発売すると発表した。価格はナビユニット単体のCU-H9000が18万9000円、ナビユニット/7V型モニター/TVチューナーをセットにしたCU-H9000VPが24万1500円、ナビユニット+7V型インダッシュTVのCU-H9000MDが31万2900円。

photo HDDカーナビゲーションシステム「CU-H9000」シリーズ(上はインダッシュタイプのCU-H9000MD、下はCU-H9000VP)
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 CU-H9000シリーズは、昨年4月に発表したHDDカーナビ「CU-H8000シリーズ」の後継機。動作周波数が従来機に比べて約2.4倍(400MHz)となるカーナビ専用のLSI「ナビコア」を新たに搭載し、高速処理によるストレスない操作感と高精細な3D描画を可能にした。ナビコアの開発はルネサス テクノロジが担当しており、別名称で他社への外販も行われる予定。

photo 従来モデル(CU-H8000)ではもたつき感のあった3D表示時の画面移動や方向転換などが、高速処理の新LSIによってストレスなくスムーズに行える

 HDDは20Gバイトを搭載。3大都市圏(東京・大阪・名古屋)の幹線道路で実際の都市景観を3D化したデータをHDD内に収めた「ビジュアルシティマップ」や、全国218カ所の代表的な施設を色鮮やかに3D表示する「3Dリアルポリゴンランドマーク」など、大容量HDDを生かしたナビシステムを利用できる。

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 CDを再生するだけでHDD内に自動録音されるというCU-H8000で好評だった音楽蓄積機能「ミュージックフォルダ」を進化させ、1時間のCDが15分で録音できる「CD4倍速録音」機能と、録音中も再生が可能な「追っかけ再生」機能を新たに追加した。

 HDD内のミュージックフォルダ専用エリアに約1000曲(1曲約4分で128Kbps固定ビットレートで計算)の音楽データを収録可能。約20万タイトルの楽曲データベースを収録したCDDBがHDD内に搭載されており、CDを入れるだけでアルバムタイトルやアーチスト/曲名など楽曲情報が追加される。また、最新の楽曲データは携帯電話経由でダウンロード可能だ。

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 また従来機から搭載しているJavaを利用したテレマティクス「季節情報配信サービス」に加えて、ドライブに役立つ情報を入手できる「お出かけスポット案内」機能を搭載。携帯電話経由で、毎週30〜50件のお出かけ情報をカーナビ内に取得して利用できる。

 「カーナビ専用LSI“ナビコア”で高速な高精細描画が可能になり、瞬時に動くスクロールなどこれまでのナビを置き去りにするナビとなった。カーナビ市場は2004年度には前年度比20%となる360万台の需要が見込まれている。カーナビの認知度も向上し、その便利さに広いユーザーが気づき始めている。新シリーズにより今年度はシェア10%を狙っていきたい」(同社)

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