価格変更は1月以降に行う──マウスコンピューターは12月16日、販売状況に関する発表に際し、製品価格についても言及した。11月ごろからDRAMやフラッシュメモリの価格が高騰しており、その影響と思われる。同社は12月10日に、PC購入を検討する人たちに向けて「なるべく早めをオススメする」と案内したばかりだった。
この呼びかけの影響でマウスコンピューターでは現在、想定を大きく上回る数の注文を受けているという。このため、工場の逼迫(ひっぱく)やパーツ不足が発生し、一部製品に販売停止・出荷納期遅延が発生する見込みだ。同社は「お客さまにはご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。何とぞご理解賜りますようお願い申し上げます」と謝罪した。
PC市場を巡っては、生成AIへの需要が急増している影響で、11月ごろからDRAMやフラッシュメモリの価格が高騰。メモリ・ストレージの品薄につながっている。この影響について、PCメーカー各社に取材したところ、富士通クライアントコンピューティングやDynabookなどは値上げを示唆する回答をしている。
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