日本ビクターは8月11日、再生専用Blu-ray Disc(BD-ROM)の原盤をDVD原盤並みの低コストで製造可能なマスタリングシステムを開発したと発表した。同システムを活用し、BD-ROMの量産化を図っていく。
新システムは「拡張DUVマスタリングシステム」(仮称)。遠紫外線(DeepUV)レーザーを使ったBD-ROM原盤製造を可能にする。青紫−紫外線レーザーを使うDVD原盤製造装置の発展型として、レーザー発振器の交換など若干の変更でBD-ROM対応可能という。このためDVD原盤と同等のコストでBD-ROM原盤を生産できるとしている。
光ディスクの原盤を作製するマスタリングでは、感光性レジストを塗布したガラス円盤を回転させながら、コンテンツデータをレーザーで書き込む。新システムではDVD用より短い波長のレーザーを使い、新開発のサーボユニットや新レジストなどを採用することで高密度記録に対応した。
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