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アイ・オー、WMV9にも対応した「AVeL LinkPlayer」新製品

» 2004年08月19日 20時28分 公開
[ITmedia]

 アイ・オー・データ機器は8月19日、ネットワークメディアプレーヤー「AVeL LinkPlayer」(アベル リンクプレーヤー)の新製品「AVLP2/DVDG」を発表した。米SigmaDesignsの最新チップ「EM8620L」を搭載し、Windows Media Video 9の再生に対応。さらにIEEE 802.11b/g無線LANを内蔵するなど、機能を大幅に向上させている。価格は3万3075円。9月中旬に出荷を開始する予定だ。

photo 前面右側にUSB2.0ポートを備えたことで、外付けHDDやUSBメモリなども使えるようになった
製品名 AVeL LinkPlayer
対応メディア DVDビデオ/-R/-RW/+R/+RW/CD-R/CD-RW
対応ファイル 映像:MPEG-1/2、DivX(認証予定)、XviD、WMV9
音声:MP3、AAC、WMA、PCM、Ogg Vorbis
画像:JPEG、BMP、GIF、PNG
ネットワーク 10/100BASE-TX、IEEE 802.11b/g内蔵
本体サイズ 430(幅)×291(奥行き)×55(高さ)ミリ
重量 約3.5キロ
価格 3万3075円
出荷日 9月中旬

 動画ファイルは、WMV9のほか、MPEG-1/2、DivX(認証予定)、XviDに対応。Windows Media Video 9の場合は、「HDモード」で720p相当の1280×720ピクセル(D4)までサポート可能だ。音声ファイルは192KbpsまでのMP3、AAC、WMA、Ogg Vorbis、およびPCMに対応。画像ファイルはJPEG、BMP、GIF、PNGを再生できる。

 さまざまなストレージに対応しているのも、LinkPlayerの特徴だ。動画ファイルや音声ファイルは、DVD-R/-RW/+R/+RW/CD-R/-RWに書き込んだものをDVDドライブで読み込めるほか(VR形式は非対応)、ネットワークを介してパソコンやNAS(同社製「LANDISK」に対応予定)に保存してあるファイルを再生できる。

 ネットワークは、有線のイーサネットにくわえ、IEEE 802.11b/g無線LANを標準搭載している。WEP暗号化は64bit/128bitに対応。DHCPサーバ機能を持つ無線ルータなどがあれば設定は容易だ。なおパソコン側には、あらかじめサーバソフトウェア「AVeL LinkServer」を導入しておく必要がある。対応OSは、Windows 98SE以降およびMac OS X 10.3。

 また、本体前面にUSB2.0ポートを備えたことで、USBマスストレージクラスに対応したデジタルカメラやUSBメモリ、USB接続の外付けHDDなどを接続して、中にあるファイルを再生することも可能になった。ファイルシステムはFAT16、FAT32対応だ。

 出力インタフェースも充実している。映像出力は、コンポジット/S端子×1、D4対応のD端子、そしてDVI-I。ただし、HDCP非対応のため、DVI端子からのDVD-Video出力には対応していない。一方の音声出力には、光デジタルと同軸デジタルの両方を備えた。アナログ音声出力も2系統あるため、たとえばテレビとミニコンポを両方接続しておくことができる。

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 このほか、AVLP2/DVDGには同社のTVキャプチャ製品「GV-MVP/RZ」もしくは「GV-MVP/RX」と連動する機能も用意された。同社サイトで「近日公開予定」(同社)の「AVeL Link Advanced Server 1.5」およびキャプチャソフト「mAgicTV4.2」を導入すると、テレビ画面にEPGを表示して録画予約を行ったり、パソコンで録画した番組の情報をテレビに表示するといったことが可能になるという。動作環境は、Pneium III/500MHz以上、メモリ128Mバイト以上だ。

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