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» 2004年08月20日 22時43分 公開

劇場がある暮らし――Theater Style:ホームシアターインストーラー訪問記――「秋葉原サウンドクリエイト」編 (2/3)

[本田雅一,ITmedia]

 とはいえ、ショールームとはどんな場所なのか、初めての人には想像も付かない。ということで、サウンドクリエイトのショールームを見学させて頂いた。

 サウンドクリエイトのショールームは、小さめのリビングルームから、開放的な広いリビングルーム、それに寝室と様々なタイプが用意され、それぞれ配線の美しさ、インテリアとのマッチング、そして音質に配慮した作りになっている。マルチスピーカーシステムの場合、インストールとセッティングだけで音質や音場感が大きく変わってしまうものだが、デザインにも配慮した吸音材などを適所に配置しながら、デザインと音質のバランスを上手に取っている。

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 しかも、どの部屋も明るく、開放的なインテリアで、音の良さも相まって非常に居心地が良い癒し空間に仕上がっている。何より“居心地の良さ”は、家族で楽しむシアターを作る上で譲れないポイントだけに、デモしてもらうたびに感心することしきりだった。

インストーラーの仕事とは?

 さて、具体的にサウンドクリエイトにインストールの仕事を頼むといった時、どのようなサービスを提供してもらえるのか?部屋全体の改造をする時ぐらいにしか、インストーラーに頼む機会はないような気がするという読者も多いことだろう。

 「実際に我々のところにいらっしゃるお客様は、AVの事はあまり詳しくないけれど、ホームシアターには興味はあって、しかもせっかくならばこだわって思い通りの空間を作りたいという方が多いのです。ただ、相談するだけとなると敷居が高く、なかなか頼めなかったというお客様が多いですね。しかし、我々が行っているインストールは、実に様々なレベルがあるんですよ」と金野氏。

 気になる予算はいくらぐらいなのか?

 「リビングルーム全体のリフォームや改造で提案するのは、機材を含めておおよそ200万円ぐらいです。ホームシアター用機材を求めに来たときに、出来ることなら美しく仕上げたいと相談されて話がスタートします。もちろん、インストールだけの相談も大丈夫ですよ」(金野氏)

 なるほど、LINNの機材を一式とリフォームプランがセットなら200万円という数字も納得がいく。が、やはり“普通の勤め人”にとってはちょっと大きな金額だ。ちょっとセコいかもしれないが、もっと手軽なインストール方法はないものか。

 「機材を含めて10万円台からも可能ですよ。その場合、リビングルーム全体のデザイン変更といった大がかりなものではなく、壁や天井と同じ質感の配線ボックスを作ることで、スピーカーやプロジェクターなどの配線を美しく仕上げることがインストールの中心になります。もちろん、最終的なセッティング出しや音質面でのチューニングもありますね」(金野氏)

 新築時のホームシアター構築とリフォームでは、仕上がりにかなりの差があるのだろうか?

 「新築とリフォームに大きく分けることができるでしょう。新築の場合、内装工事の着工前であれば、建築会社やマンションデベロッパーとの交渉を、我々が代行して工事のスケジュールを立てることができます。たとえばリビングの内装を最初から我々が手がけることも、場合によっては可能になります。あらかじめインストールする機材が決まっているならば、機材の設置場所やラックなどの建て付け家具を、あらかじめ設置しておくことも可能です」(金野氏)

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