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“聞き上手”な人形に踊る盆栽――ギフトショーの癒し系?グッズ(2/2 ページ)

» 2004年09月08日 20時37分 公開
[岡田有花,ITmedia]
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音と動きに一瞬ひるむ、不思議グッズ

 盆栽の上のフィギュアが、マンボのリズムに乗って動く――タカラの「動く ザ・マン盆栽」(11月中旬発売、同3990円)は、模型の盆栽からマンボ音楽が鳴り、盆栽上で浴衣姿の人が踊ったり、宇宙飛行士が歩いたり、カップル人形がイチャイチャしたり、与作が木を切ったりする。

動く ザ・マン盆栽シリーズの一つ「輪になって踊るべさ」

 パラダイス山本氏が提案し、ちょっとしたブームになっている、フィギュアと盆栽鉢を使った“アート”「マン盆栽」をおもちゃ化した。12月にはクリスマスミュージックをマンボアレンジにした音楽が鳴り、イルミネーションが光る「光る!ザ・マン盆栽」(同9975円)も発売予定。一人きりのクリスマスの友として、線上のメリークリスマスとどちらを取るか、迷ってしまいそうだ。

光る!ザ・マン盆栽

 チャイルドマインドは、笑いながら動くお菓子袋「おかしなお菓子」(11月発売)を出展している。カールやかっぱえびせんの袋と同デザインの袋にモーターと針金を内蔵し、スピーカーとマイクをつないだ。マイクが音声を拾うと、モーターが動いて針金を動かし、袋全体が動くと同時に、スピーカーから“ギャハハハ”という笑い声が聞こえる。

カール、かっぱえびせんともに税込み1890円
タカラブースではアメリカ発のロボット「ロボサピエン」(関連記事参照)も展示中。13体のロボットが一斉に踊りだす姿に立ち止まって見入る人が多かった

歴史上の人物の“肉声”が聞けるフィギュア

 タカラの「歴史の魂」(12月発売、同1995円)は、織田信長や沖田総司など歴史上の人物が“肉声”でしゃべるフィギュアだ。

沖田総司(左)と近藤勇のフィギュアから成る「池田屋襲撃」

 台座にスピーカーを内蔵。人物の音声を肖像画や骨格などから割り出す「ボイスモンタージュ」で作成した“肉声”で、信長なら「光秀、是非に及ばず」、沖田なら「手向かうものは、すべて斬る」といったせりふを再生する。実際に聞いてみると、意外と“アニメ声”――声優風の音声で、ちょっとがっかりしてしまった。本当にこんな声だったのかなあ。

液晶TV内蔵オルゴール

 タカラは、ミッキーマウスなどディズニーキャラクターをあしらったオルゴール「D's Happy Orgel Theater TV」(3月発売、同2万9400円)も展示中。3万円近くと高価なのは、ただのオルゴールではないからだ。

D's Happy Orgel Theater TV

 額縁内の右上に見えているディスプレイ、実はシャープ製の1.5インチ液晶TV。TVをつけるとミッキーマウスマーチの音楽が再生され、ミッキーやドナルドのフィギュアが動き出す。オルゴール音声を消してTV音声だけを聞くことも可能。ビデオ入力端子を装備し、DVD映像なども鑑賞できる。

 同じD's Happyシリーズとして、ディズニー音楽専用のバーチャルサラウンドスピーカー「D's Happy 3D Sound Player」(同1万9950円)や、加湿器「D's Happy Plasmacluster Ion」(同3万3600円)も3月に発売。Sound Playerは、専用カセットに収録した10種類のディスニー音楽をサラウンドで楽しめる。Plasmacluster Ionは、シャープの除菌イオンシステムを採用した本格的な加湿器だ。

D's Happy Plasmacluster Ion(左)とD's Happy 3D Sound Player

 「それぞれ、数はそれほど出さない予定。マニア向けのプレミアグッズとして売り出す」(説明員)。

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