6位 「PS3お披露目は来年春、可動実機は来年E3に登場」――ソニー久夛良木氏
9位 「国内市場には必ず戻ってきます」――ソニーのリアプロTV戦略
10位 WMV9対応&使い勝手も向上した新「LinkTheater」
今週は、9月21日の「PlayStation Business Briefing 2004」で発表された新PS2&PS3がらみの記事が数多くランクインした。
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の今後の事業戦略を語るPlayStation(PS) Business Briefing 2004では、本日9月24日から始まった東京ゲームショウでも一番人気となっている次世代型携帯ゲーム機「PSP」の価格や発売時期が明らかにされるというのがマスコミ各社の予想だった。
だが、いざフタを開けてみると、同社社長兼CEOの久夛良木健氏の口からは「本日は(PSPの価格や発売日を)発表しない」の一言。同日、PS Business Briefing開催時刻(15時30分)の1時間ほど前に、任天堂から次世代型携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」(NDS)の価格と発売時期が“突然”発表されていた。
……怪しい。
実は15時30分にスタートする予定だったPS Business Briefingが、“なにかの理由”によって17分も遅れたのだ。“なにかの理由”についてSCE側は「役員が交通事情で到着が遅れているため」と説明する。
しかし、SCE本社(港区南青山)から今回の会場となったパレスホテル(千代田区丸の内)までは車で3キロメートル弱の道のりで、片側三車線以上の道路(国道246号→内堀通り)は、どんなに混んでいても20分以上はかからない。そもそも、こんな重要な晴れ舞台にギリギリで到着するようなことをするだろうか。
……ますます、怪しい。
当初の予想を下回る1万5000円というNDSの戦略的価格が、SCEにPSP価格/発売日発表中止を決断させたのでは……との声が会場から上がるのも無理はない。“空白の17分間”の舞台裏では、どんな葛藤があったのだろうか。
この仮説が間違っていたとしても、任天堂にしてみれば「してやったり」だろう。長い歴史を積み重ねてきた“携帯ゲーム機”の主導権は、そう簡単に手渡してはくれなさそうだ。
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