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WMV9対応&使い勝手も向上した新「LinkTheater」これが本命? WMV対応メディアプレーヤー(1/3 ページ)

» 2004年09月18日 09時33分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

 バッファローからネットワーク対応マルチメディアプレーヤー「LinkTheater」シリーズの3代目として登場するのが「PC-P3LAN/DVD」だ。待望のWindows Media Video 9対応となり、DVDメディアとLAN接続によるファイル再生に対応している。もちろん、DVDプレーヤーとしても利用できる。

 デザインは従来モデル(PC-P2LAN/DVD)を継承しており、ボタン数も必要最小限にとどめたシンプルなもの。新たに追加されたUSBポートにはゴム製の取り外し式のカバーが付いている。ハーフミラー処理が変更となって前面はシルバーとハーフミラーのツートンとなり、メリハリのあるデザインになった。

photo PC-P2LAN/DVDが全面ハーフミラー処理だったのに対し、本機では中央部のみがハーフミラー処理となった
photo 本体右側の操作部は必要最低限だが、USBポートにカバーが装着されている点は親切だ

 再生可能なフォーマットは、映像がWMV HDを含むWindows Media Video 9、MPEG1/2、DivX、XviD、RMP4となっており、Divxの認証は申請中となっている。音声はMP3、WMA、WAVと少々控えめの対応だ。

photo コンポーネント出力端子とD端子の両方を装備しているのが特徴。それ以外は、ほぼ標準的といえるインタフェースだ。「AVeL LinkPlayer」と比較するとDVI-I端子がない点は気になるが、そもそもDVI-I端子があってコンポーネント入力のないテレビは珍しいと思うので、PC用ディスプレイに接続しない限り、とくに不便を感じることはないだろう

早見/早戻し再生もサポートするWindows MediaVideo再生

 新たにサポートされたWindows MediaVideoファイルは、従来からのMPEG-1/2、AVIファイルなどと特に区別なく扱える。早見/早戻し再生は秒間4〜5コマ程度のコマ送りとなるが、待ち時間はほとんどなく実用面で問題は感じない。スロー再生はスムーズだ。

 先にレビューした「AVeL LinkPlayer」では早見/早戻し再生の動作のおかしかったが、採用しているデコートチップは同じ。「LinkTheater」の動作が本来だと思われる。

 筆者の手持ちのWMVファイルで再生できなかった物はなかったし、サンプル公開されているWMV HD仕様の高解像度なWMVファイルも早見/早戻し再生を含めて問題なく再生できた。

 DivXやMPEGファイルの再生は「AVeL LinkPlayer」と同様に従来モデルからとくに変更なし。デコードチップへの依存度が高いため当然といえば当然だ。ただし、初回時のみとはいえ、DivXファイルの早見/早戻し再生時に待ち時間が発生するのはやはり不満を感じる。

使い勝手の良いリモコン、操作体系

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