バッファローからネットワーク対応マルチメディアプレーヤー「LinkTheater」シリーズの3代目として登場するのが「PC-P3LAN/DVD」だ。待望のWindows Media Video 9対応となり、DVDメディアとLAN接続によるファイル再生に対応している。もちろん、DVDプレーヤーとしても利用できる。
デザインは従来モデル(PC-P2LAN/DVD)を継承しており、ボタン数も必要最小限にとどめたシンプルなもの。新たに追加されたUSBポートにはゴム製の取り外し式のカバーが付いている。ハーフミラー処理が変更となって前面はシルバーとハーフミラーのツートンとなり、メリハリのあるデザインになった。
再生可能なフォーマットは、映像がWMV HDを含むWindows Media Video 9、MPEG1/2、DivX、XviD、RMP4となっており、Divxの認証は申請中となっている。音声はMP3、WMA、WAVと少々控えめの対応だ。
新たにサポートされたWindows MediaVideoファイルは、従来からのMPEG-1/2、AVIファイルなどと特に区別なく扱える。早見/早戻し再生は秒間4〜5コマ程度のコマ送りとなるが、待ち時間はほとんどなく実用面で問題は感じない。スロー再生はスムーズだ。
先にレビューした「AVeL LinkPlayer」では早見/早戻し再生の動作のおかしかったが、採用しているデコートチップは同じ。「LinkTheater」の動作が本来だと思われる。
筆者の手持ちのWMVファイルで再生できなかった物はなかったし、サンプル公開されているWMV HD仕様の高解像度なWMVファイルも早見/早戻し再生を含めて問題なく再生できた。
DivXやMPEGファイルの再生は「AVeL LinkPlayer」と同様に従来モデルからとくに変更なし。デコードチップへの依存度が高いため当然といえば当然だ。ただし、初回時のみとはいえ、DivXファイルの早見/早戻し再生時に待ち時間が発生するのはやはり不満を感じる。
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