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ハードウェアから“海外旅行用辞書”を考える電子辞書を持って海外旅行へ行こう(1)(4/5 ページ)

» 2004年12月28日 08時53分 公開
[石川ひさよし,ITmedia]

 見やすさに直結する液晶については、5インチという大型のバックライト付きカラー液晶を搭載するPW-C8000がひときわ目を引く。同社独自の9ドットフォント(LCフォント)を搭載していることもあり、見やすさという点だけに着目すれば最も優秀かもしない。また、カシオ・キヤノンの製品もカラー液晶こそ搭載しないものの、5インチ前後のディスプレイを搭載しており文字の読みやすさという点に着目すれば引けをとらない。

 ただし、海外旅行に携帯し外で利用する可能性が高いことを考えると、一部のノートPCが搭載しているようなつややかな液晶を搭載しているPW-C8000は表示こそ鮮やかなものの、映り込みが発生してしまうためにやや使いにくさを感じる場面があるかもしれない。XD-DP1000とwordtank V80については、コントラストを調整すれば暗所以外のあらゆる状況で快適な表示が可能だ。

photo PW-C8000の液晶画面。文字サイズは9ドットから48ドットまでの5段階に調整可能で、コンテンツや利用シーンにあわせた文字サイズを選ぶことができる。カラーの液晶自体も5インチという大きめなサイズで、バックライトが付いており非常に見やすい
photo XD-DP1000の液晶画面。液晶自体は緑とグレーの中間といった色合い。英語系辞書を利用する際の文字サイズ切り替えは2段階のみだが、画面サイズが大きく、フォントも見やすい。
photo wordtank V80の液晶画面。XD-DP1000と同じく液晶自体は緑とグレーの中間といった色合いだが、タッチパネルのためかやや映り込みがきついところがある。フォントは3段の切り替えが可能で、5.2インチという大型液晶を利用しているため、小さいフォントでも見やすく、大きなフォントでも情報量は損なわれないという印象だ

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