レビュー:フロントサラウンド特集
コンパクトな“プライベートシアター”――ケンウッド「ES-9DVD」(1/3 ページ)
ケンウッドの「ES-9DVD」も、前回紹介したビクター「NX-DV3」と同様に、サラウンド再生も可能なシステムコンポである。独自技術の「V.F.S.II」でフロントサラウンド出力を行える。「V.F.S.II」は音響技術開発会社であるSRSとの協業のもと、KENWOODが自社開発したサラウンド回路「V.F.S.バーチャル・フロント・サラウンド」の改良版で、5.1ch音声信号をTruSurround ICで処理している。
製品構成も同様で、4ch分のパワーアンプのほか、チューナー、MDレコーダー、DVDプレーヤーを内蔵した本体部と、フロントスピーカー2本、小型のサラウンドスピーカー2本の組み合わせ。ただし、サラウンドスピーカーの設置方法は若干異なり、フロントスピーカーの外側へ少し離して置くのが基本配置となっている。
スピーカー配置は3パターン想定されているが、初期設定などで指定するのではなく、サラウンドモードの切替のように、視聴時に本体またはリモコンの「V.F.S.」ボタンを押して、「MUSIC」→「CINEMA 1」→「CINEMA 2」→「CINEMA 3」→「SURROUND OFF」とトグルさせる。
「MUSIC」は5.1ch、2chにかかわらず、音楽ソースに適したモードで、ステレオ感重視で出力される。サラウンドスピーカーの設置場所に関係なく利用できる。「CINEMA 1」は5.1ch音声収録の映画に適したモードで、フロントスピーカーの脇にサラウンドスピーカーを置く、基本的な配置に対応している。
「CINEMA 2」は、5.1chではない映画の再生や、フロントスピーカーの上にサラウンドスピーカーを乗せるなど、間隔をあまりとれない場合に適する。「ワイド」モードとでもいうべきか。もちろん、サラウンドをリアに置いてもよく、その場合は「CINEMA 3」を選択すればいい
サラウンド方式はドルビーデジタル、およびDTSに対応。ただし、この製品は2003年10月発売とやや古いため、MPEG-2 AACには非対応となる。デジタルテレビ放送での利用を考えている人は注意してほしい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
AIに200万円渡してネットショップを1年運営させてみた──Alibabaの研究者らがシミュレーション 資産14倍の例も
-
2
PHP脆弱性“PoCフライング公開”の経緯、支援財団が公表 混乱広げた企業を名指しで批判
-
3
PHP脆弱性でいち早くサービス停止したコドモン 背景に「被害が出てからでは取り消せない」
-
4
人に注射を打てる「サイボーグゴキブリ」の群れが、がれき下の被災者を救助? 実験成功率72%
-
5
カプコン、1177万件漏えい 不正アクセスで
-
6
高市総理、サイバーセキュリティの本を出していた しかも“PHP”から
-
7
旅行ゲーム「ワールドクエスト」、PHP脆弱性で即日サービス終了 「古い仕組みのため対策とれず」
-
8
高市総理「大至急、PHPパッチ適用を」Xで異例の要請 エンジニアは評価「経営層に伝わる」
-
9
コミックシーモア、流出は最大約420万件に メールアドレスや生年月日など 不正アクセスの経路特定・遮断は完了
-
10
「GitLab」に深刻度“最大”の脆弱性 認証なしで任意のコード実行の恐れ、修正版適用を CVSS「10.0」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR