東芝は、ポータブルDVDプレーヤー“ポータロウ”シリーズの新製品「SD-P1600」を3月中旬に発売する。クラムシェル型きょう体に7型のワイド液晶パネルを搭載。付属のリチウムイオンバッテリーパックにより、連続3時間のDVD再生が可能になる。価格はオープンだが、店頭では4万円前後で販売される見込みだ。
従来モデルの「SD-P1400」と比べ約20%の小型・軽量化を果たしたというきょう体は、閉じた状態で190(幅)×145(奥行き)×30.5(厚さ)ミリ。7インチ液晶を搭載するタイプとしては最軽量の約690グラムになった。「製品コンセプトは、軽い、小さい、長持ちバッテリー。閉じた状態なら、DVDビデオのトールケースを2つ重ねたのとほぼ同じ大きさだ」(東芝)。
再生可能なメディアは、DVDビデオ、Videoフォーマットで記録したDVD-R、ビデオCD、音楽CD、CD-R/-RWの6種類。CD-R/-RWの場合は、CD-DA、ビデオCD、JPEGの各形式をサポートしている。別売のテレビチューナーキット「SD-PTN16」を接続すると、アナログ地上TVやFMラジオ放送の受信も可能になる。
本体内蔵のスピーカーにくわえ、2つのヘッドフォン端子を備えた点も特徴だ。ヘッドフォンを2つ用意すれば、2人同時に映画などを楽しむことができる。そのほかのインタフェースは、光音声出力、ミニピンジャック型のAV出力/入力。光音声出力は、ドルビーデジタルおよびDTSをサポートする。
製品パッケージには、ヘッドフォン×1、バッテリーパック、AV入出力用ケーブル、ACアダプタ、「簡単リモコン」などが付属する。また、オプションとしてテレビチューナーキット、およびアウトドアキット「SD-PCK16」(キャリングケースとシガーソケットから電源供給するカーアダプターコードのセット)をラインアップ。いずれも3月中旬発売だ。
同日発表した「SD-270J」は、プログレッシブ出力対応の据え置き型DVDプレーヤー。普及タイプという位置づけで、店頭では1万円前後で販売される見込みだ(価格はオープン)。
DVDビデオのほか、Videoフォーマットで記録したDVD-RおよびDVD-RW、ビデオCD、音楽CD、CD-R/-RWという7種類のメディアをサポートする。出力端子は、D1/D2映像出力、コンポーネント、Sビデオ、コンポジット、ステレオ音声、光/同軸のデジタル音声出力。
本体サイズは430(幅)×205(奥行き)×47(高さ)ミリ。重量は2キロ。製品には、ワイヤレスリモコン、映像・音声接続コードなどが付属する。
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