昨年11月に登場した「Rio Carbon」は、88グラムという軽量な本体に5GバイトのHDDを搭載した「クラス世界最小・最軽量」(同社)のHDDオーディオプレーヤー。従来はシルバーのみだったが、今回はカラーバリエーションとしてブラックおよびパールホワイトを追加。3月下旬より販売する。価格はオープンプライスだが、直販価格は2万6800円になる予定だ。
基本性能は従来モデルと全く同じだ。ただし、パッケージの中身には若干の違いがある。Windows 98SE用の添付CD-ROMを省き、対応OSをWindows 2000/XPのみとした。その理由について同社では、「Windows 98SEで使うためには専用のドライバCDが必要だが、購入者に占める同OSの使用比率はわずか1〜2%だった」と説明している。
このほかオプションとして、耳掛け式のイヤホン「Rio LIVE gear」が追加された。イヤホンは、アルミハウジングを採用した軽量&薄型設計で、重量は約30グラム(コード、プラグ含まず)。長時間の連続使用を想定し、耳掛け部分にはシリコン製のイヤーフックを採用している。実効周波数は50Hz〜20kHz。Rio Carbonがすっぽりと収まるキャリーケースが付属する。
4月下旬から5月上旬の発売予定で、直販価格は3980円。イヤホンは「ブラック」「シルバー」「チタン」の3色をラインアップする。
矢野間氏によると、Rio Uniteシリーズは徐々にSUシリーズを置き換えていくイメージだという。今回のUnite 130は、「Rio SU35の後継」だが、さらに製品ラインを拡充し、「夏前には、SU10の後継機として、“Rio Unite××”が出てくる」という。メモリ容量など詳細に関しては触れなかったが、フラッシュメモリ搭載タイプについては「128Mバイトの市場は今年前半で終わる。春過ぎからは512Mバイトがメインになるだろう」と含みを持たせた。
一方のHDD搭載型では、夏以降にRio Carbonの大容量化とカラー化を予定しているほか、Bluetooehなどの無線機能でカーオーディオなどとの連携が可能を搭載した製品などの追加も検討しているという。ただし、DivXムービーなどを再生できるポータブルAVプレーヤーに関しては、「映像に特化したものを出そうとは思っていない」と否定的な見方を示した。
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