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» 2005年04月01日 00時15分 公開

デザイン一新、美しい有機ELディスプレイ――ソニー「NW-E405」レビュー(3/3 ページ)

[竹内亮介,ITmedia]
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 転送作業には、おなじみSonicStageを利用する。MP3の再生にも対応したことも本機の特徴のひとつだが、MP3をWindowsのエクスプローラなどでそのままドラッグアンドドロップしても再生できない。まずSonicStageに登録し、そこからNW-E405に転送する、という手続きが必要だ。

photo SonicStage 3.0

 ここで気になったのは転送速度だ。USB1.1までの対応ということもあり、その速度が気になる。合計175Mバイトの楽曲ファイル(MP3)をSonicStage経由で転送したところ、約4分27秒かかった。5Mbps程度という転送速度は、暗号化の作業があるにせよちょっと遅すぎる。

 ちなみに、本製品はUSBメモリとして利用もできる。USBメモリとしてPCに接続し、同じく合計175MバイトのMP3ファイルを転送した場合には約3分34秒(約6.6Mbps)かかった( USBメモリとしてMP3ファイルを転送しても再生はできず、単純にUSBストレージとしての利用となる)。512Mバイトや1Gバイトという大容量メモリを搭載するのであれば、さすがにこれは改善して欲しかった。

photo 楽曲ファイルはSonicStage経由で暗号化されて転送される。USB1.1までしか対応していないので、ちょっと遅い……
photo MP3のダイレクトプレイには対応したが、SonicStage側ではMP3形式のリッピングには対応しない。すでにMP3でライブラリを構築している、あるいはMP3でライブラリを構築したいなら、別のソフトでエンコードしてからSonicStageに登録する、という作業が必要になる

 音質面、デザイン面、操作性については文句のつけようがない。MP3の再生にも対応したことにより、汎用性も高まった。さらにSonicStageも新バージョンとなり、使い勝手もずいぶんと向上したことによって、あらゆる面で隙のない製品に仕上げられているように思える。

 iPod shuffleをにらんで、価格もかなり戦略的なレベルに抑えられており、有機ELディスプレイを採用した高級機とは思えない価格帯に位置している(NW-E405の価格はオープンだが、実売想定価格は1万7000円前後の見込み)。USB2.0への対応が行われなかったことは唯一残念な点だが、それでも十分に「戦える」製品だと思う。

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