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デジタル放送を身近にするソニー“ハッピーベガ”特集:夏ボで狙いたい液晶テレビ(3/4 ページ)

» 2005年06月20日 15時23分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

 操作の中心となるリモコンは、ボタン数が多く、個々のボタンサイズも小さめ。代わりに多くの操作を1ボタン操作で行える1機能1ボタンを基本とするタイプだ。画面サイズ(ワイド切換)や画質モードの切り替えも1ボタン操作で済む。慣れれば使いやすそうだ。

 ボタンレイアウトでは放送波の切り換えと、チャンネルアップダウンボタンが大きく離れているのが気になるところ。また4方向ボタンは周囲のボタンも多く、ちょっと押しにくい。このレイアウトなら4方向ボタンは独立したボタンではなく、ディスク状のボタンの上下左右を押し込むタイプのほうが使い良いのではないだろうか。

photo 4方向ボタンの周囲にもボタンが多く、ちょっと押しにくさを感じた。画面サイズ(ワイド切換)、画質設定などがワンタッチで切換可能なのは便利

 チャンネル切り換えに要する時間は、地上波デジタル放送をアップダウンボタンで操作して約2.5秒。ちょっと遅いかなという印象だ。一方の地上波アナログ放送波は、ほぼタイムラグなしだ。

 EPGは、地上波アナログ放送サポートしない。デジタル放送のEPGは同社のスゴ録などと同じ1列タイプで、一覧性は今ひとつ。時間帯別、チャンネル別表示の切り換えも可能だが、高解像度パネルを用いた製品でなぜラテ欄タイプにしないのかは、個人的にはちょっと理解しにくい。

photo EPGは1列表示で、時間帯別とチャンネル別表示が可能
photo 高解像度パネルであることを考えると、なぜこのスタイルなのか? と、ちょっと疑問だ

 放送視聴時に便利なのは「他CHリスト」。リモコンの「他CHリスト」ボタンを押すと、視聴中のチャンネルはそのままに、映像の邪魔にならないようにL字型に他のチャンネル(異なる放送波含む)の番組名を確認可能。左右ボタンで放送波、上下ボタンでチャンネルを切り換えて番組名を確認し、決定キーで実際にチャンネル切り換えと、操作も分かりやすい。簡易番組表とも言える機能だが、使ってみると結構便利だ。

photo デジタル放送の視聴中に使えるのが「他CHリスト」。視聴中の画面をさほど邪魔することなく、デジタル放送で放送中の番組情報を確認できる

ドット ツー ドットも拡大表示も可能なRGB入力

 PCとの接続にはアナログRGBが利用できる。パネル解像度にもっとも近い解像度としては1280×768ピクセル表示が可能で、オーバースキャンもなく、左右に若干黒帯の部分ができる代わりにほぼドット ツー ドット表示(画面サイズ切り換えノーマル時)を実現している。

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