スピーシーズ、燃料電池搭載2足歩行ロボ「Speecys-FC」を開発
スピーシーズは6月28日、ロボット用に最適化した複合燃料電池システム「Speecys Composite Fuel Cell System(CFCS)」を開発、同システムを搭載した2足歩行ロボット「Speecys-FC」を7月1日より受注開始すると発表した。受注生産のみとなっており、価格は262万5000円。
ベースとなっているロボットは2004年12月に受注が開始された「Speecys」。Speecys-FCは19の関節(脚部6×2、腕部3×2、上半身回転×1)を備え、全高約50センチ、重さは4.2キロ。外部接続用のインタフェースとして802.11bの無線LANも搭載している。
CFCSに使われている燃料電池セルはセパレーターを使わないパッシブ型の「固体高分子パッシブ型高効率燃料電池」と呼ばれるもので、燃料には水素を利用する。セル数やスタック数などについてはロボットの負荷に合わせて組み合わせた。定格出力は9.6ボルト/25ワットで、定格電流は3アンペア、ピーク電流は5アンペア。スタック1つあたりの重さは約105グラムとなっている。ロボットには水素吸蔵合金製の16リットル入りボンベを搭載する。
複合型燃料電池システムであるCFCSには小型のニッケル水素電池が組み合わされており、負荷電流の変化について、小さな変化はアシストスタックをつけた燃料電池で、瞬間的な変化にはニッケル水素電池で吸収することで、ロボット動作時の電流変動にも対応する。また、燃料電池の発電によって発生した水分は反応熱によって蒸発するため、排水についても問題はない。
同社では「充電の必要がなく、環境に優しい燃料電池は、将来ロボットの普及が進んだ場合の駆動エネルギーとして、有望なマテリアルであると考えている」と商品化の意図について説明しており、本製品を研究機関などに向けて販売する予定だ。
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